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http://www.yukan-fuji.com/archives/2007/11/post_11324.html
今年7月16日発生の新潟県中越沖地震から100日を超えたが、地震発生直後は柏崎原発からの放射能漏れが懸念されたのは記憶に新しい。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故では大量の放射能漏れをおこしているだけに、原発を持つ地域のみならず、不安は付きまとう。放射能漏れから身を守るにはどうすればいいのか。
チェルノブイリ原発事故では甲状腺がんの被害が多く出たが、特に多かったのが子どもや胎児。甲状腺疾患専門病院・伊藤病院(東京都渋谷区)内科部長の吉村弘医師が解説する。
「原発から漏れる放射能の中で甲状腺がんの原因となるのがI―131(放射線ヨード)。これが甲状腺にたまることで発がんのリスクが高まる。特に子どもは放射能に対する甲状腺の感受性が強いので、その危険性も高い」
一方でチェルノブイリの北西にあるポーランドでは、すぐに無機ヨードの錠剤を国民に配って甲状腺がんの発症を最小限にとどめることに成功。
ヨードはヒトの体内でホルモンの原料となる。そのため、体内に入るとホルモンを作る甲状腺に集まるが、前もってヨードを摂取しておけば、あとから放射性ヨードが体内に入っても、貯蓄されずにそのまま排出されてしまう。
現在では、日本でも原発周辺の自治体では無機ヨードを原料とする「ヨードカリウム丸」という錠剤を備蓄している。とはいえ必ずその錠剤が手に入るわけでもない。そんな時に役立つのが「コンブ」なのだ。
「ヨードは海草に多く含まれるが、特にコンブは突出して多い。5センチ角の乾燥コンブ1枚(5グラム)は8000マイクログラムの無機ヨードを含んでおり、これだけで成人の1日必須摂取量(200―300マイクログラム)を大幅に上回るので、コンブで回避できる可能性は高い」
近くにコンブがない場合はどうするか?
「うがい薬やのどスプレーなどにもヨードが使われているので、大量の水で薄めて飲む」のも手だという。
(2007.10.26紙面掲載)
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