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(回答先: 24時間体制は1社だけ 原子力10社、大半化学消防車なし【中日新聞】 投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 7 月 21 日 01:16:44)
柏崎刈羽・原発火災お手上げ 自衛組織が機能せず【中日新聞】
2007年7月20日 夕刊
◆化学消防車も未配備
16日の新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原発3号機の建屋外部で発生した変圧器の火災。発生から鎮火まで約2時間の詳しい経緯が、東電の原子力安全委員会への報告などから明らかになった。油火災に対応できる化学消防車は未配備で、電話がつながらず、自衛消防隊も招集できなかったなど、ずさんな防災態勢が露呈。今後に大きな課題を残した。
報告によると、地震発生二分後の午前十時十五分、2号機の操作員が黒煙を発見、3号機の当直長に連絡した。当直長は社員二人と現場作業員二人の計四人に初期消火を指示し、一一九番した。
だが、電話はなかなかつながらない。やっとつながったのは十二分後。消防署からは「出動要請が多いため到着が遅くなる」と、到着までの間、自衛消防隊で対応するよう求められた。
当直長は自衛消防隊を招集する当番の責任者に連絡したが、当番からの呼び出しの電話が地震の影響でつながらず、消防隊を招集できなかった。
一方、初期消火の指示を受けた四人は防火服も着ず、消防用資機材も装備しないまま現場に。建屋脇の消火栓から水をかけようとしたが「地震の影響で水の出が悪く、十分な水が出なかった」。
変圧器は内部に油が詰まっており、四人は「自分たちでは消火は難しい」と判断。爆発の恐れを感じて退避し、消防署員の到着を待った。同原発には油火災に対応する化学消防車は配備されていなかった。
この間、消火活動がされないまま、黒煙が上り続ける様子をテレビ局が上空のヘリコプターから中継。映像は世界中に伝えられた。
四人は離れた場所から“監視”を続けた。東電は「変圧器以外に類焼する可能性はなく、爆発が起きても、建屋などは大きく損傷しないと判断したのだろう」という。
同十一時二十三分に当直長が消防署へ再び連絡すると「発電所に向かっている」との答え。その直後に消防署員が到着し、同三十二分から化学消火液による消火活動が始まった。鎮火確認は午後零時十分だった。
報告を聞いた委員の一人は「手をこまねいて何もしない時間があった。消防が対応できないことを想定した危機管理をすべきだ」と批判。別の委員は「これだけ油を使う施設で、化学消防車がないのは信じられない」と驚きを隠さなかった。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007072002034225.html
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