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[AML 12773] 全BWRが欠陥 全部止めろ
http://www.asyura2.com/07/genpatu4/msg/137.html
投稿者 i^i 日時 2007 年 3 月 23 日 14:41:27: uYCM.EuCxbqec
 

(回答先: 原子力資料情報室】事故 : 志賀原発1号炉・制御棒が3本も脱落し臨界,さらに原子炉緊急停止失敗 ----北陸電力は志賀原 投稿者 Kotetu 日時 2007 年 3 月 18 日 18:41:18)

http://list.jca.apc.org/public/aml/2007-March/012335.html

[AML 12773] 全BWRが欠陥 全部止めろ
2007年 3月 23日 (金) 03:07:15 JST

 ちょっと眠れない気分の山崎久隆です。

 日本でチェルノブイリ原発なみの事故が起きなかったのは単なる偶然である
ことがよく分かりました。JCOは本当に運が悪かっただけで、全原発が同じ
ような法令違反や無謀な運転や臨界に対する無知をさらけ出してきたこともよ
く分かりました。そのうえ、ことが公になれば原発だけでなく核燃料サイクル
全部(つまりは核武装計画の一部)も一蓮托生で阻止されるとばかりに、官民
合作の各種レベルの隠蔽工作が繰り返されてきたこともよく分かりました。
 この期に及んでプルサーマルだの高レベル廃棄物処分場建設だの、如何に危
険であるかも認識を新たにしていただきました。
 このあたりでやめにしましょう。ロシアン・ルーレットは。
 日本の技術なるものの底も見えました。もっとも原発や核燃サイクルは英米
仏の技術のデッドコピーに過ぎませんが。
 これまで裁判や円卓会議や原子力開発利用長期計画の議論でさんざん「荒唐
無稽」だとか「あり得ない」だとか「妄想」だとか悪罵の限りを浴びせてきた
人々には是非聞かせてもらいたいのだが。
 あんたたちはこの事実を知っていたのか!!。
 この期に及んでも原子力委員会とか安全委員会などの会議の席に座る学者先
生方はこの事実を知っていたのか!!。
 知らなかったとしたらあんたたちが一番激怒して今すぐ電力本社に乗り込み、
原発の運転認可を取り消すべきではないのか。
 一番蔑ろにされ、こけにされ、冷笑されてきたのは規制当局、つまり経産省
(通産省)の役人たちなのだが、あんたたちも知っていたのか!!
 知らなかったとは言わせない。本当にこれだけのことを知らなかったのだっ
たら、辞表を書くのが筋だろう。一体高い給料をもらってどんな仕事をしてい
るのだ。電力との癒着があるからこんな体たらくなのか、元々能力がないのか。

 以下、東電宛に出したメール。転載自由

 制御棒脱落臨界事故に関する東電あてのメール


 全ての原発を直ちに止めてください


                 福島原発市民事故調査委員会 山崎久隆


 貴社は本日午後6時に記者会見を行い、29年前の78年11月2日に制御棒が5本
脱落し、原子炉が臨界状態になっていたという発表を行いました。驚くと共に、
貴社の原子炉運転管理のずさんさが原子炉設置当初から今日に至るまで連綿と
続いてきたことへの恐怖と怒りに言葉もありません。
 現在の設備がどうであろうと、いや今の設備は安全だと本気で思っているの
であればなおのこと、全原発を直ちに停止させることを求めます。
 今日発表された内容では、制御棒の脱落は78年11月2日に福島第一原発3号
機、79年2月12日に同5号機、80年9月10日に同2号機と、毎年発生して
います。そのうえ先日明らかになった福島第二原発3号機と柏崎刈羽1号機の
もの2例を加えると、5基の原発で発生し1基で臨界になったという驚くべき
事態であったことがわかりました。
 およそ世界中の原発でこのような事態を一つの電力会社で引き起こした例は
無く、制御棒脱落によって臨界になったものも調べた限りでは見つかりません。
 複数制御棒脱落はそれだけでは報告義務はないなどといいますが、炉心に燃
料装荷中に起きたのであれば実際は国際評価尺度ISENでレベル2(深層防護の
劣化)と見なされる事故であり、そのうえ臨界になり7時間もコントロール不
能となったとしたら、仮に放射性物質の放出などが無かったとしてもレベル3
(深層防護の喪失)に達するでしょう。(過去に福島第二原発1号機で発生し
た運転中の制御棒の固着はレベル1と評価されている)
 日本の商業用原発でレベル2は89年の福島第二原発3号機の再循環ポンプ
損傷事故や91年の美浜2号機の蒸気発生器細管破断・冷却水喪失事故で4例
あり、レベル3は存在しません。(最高はウラン燃料の加工施設JCOのレベ
ル4)
 すなわち東電は、知られている以外にこれまで少なくても4度のレベル2の
事故と1度のレベル3の事故を起こしていたのをひた隠しにし、それによって
設備利用率70〜80%を達成したと自慢をしていたことになります。
 これは、三菱自動車のリコール隠しなどと同様の悪質な違法操業であり、か
つ長年にわたり反復継続的に行われてきた企業ぐるみの犯罪です。これは確信
犯としか言いようがありません。

 東電の原子力部門はそもそも法令を遵守するつもりなど、原子炉設置当初か
ら全く無いまま、発電支障事故など他の法令によりどうしても報告しなければ
ならないものだけを選択的に報告してきたに過ぎないのでしょう。ここで明ら
かになっているものも一部で、そのほかにも無数の違法行為が原発を動かして
きた過程には存在していて、それだけでなく建設以前の立地調査の段階から既
にそのような行為を繰り返してきたことは容易に想像がつきます。
 これまで、地盤、地質、地震、環境影響調査に始まり、原子炉の工学的安全
性、耐震設計などなど、争点になったあらゆることが、東電の想定が最初から
結論ありきで、そもそも工学的安全性を真剣に追求しようという姿勢からほど
遠いものであったことが、繰り返し実証されてきたのだと思います。
 そうでなけばなぜ、安全設計審査指針に書かれた制御棒の脱落1本を大きく
超える5本もの脱落を起こしたことを隠蔽したのか、説明が出来ません。そし
て原子炉の構造に安全上の問題があることを知ったあげくの隠蔽は、自社だけ
でなく世界中のBWRを危険にさらし続けています。

「原子力事業者の技術的能力に関する審査指針」が2005年5月27日付けで原子
力安全委員会により決定されていますが、その趣旨は、「(事業者の)技術的
能力を、安全を確保して事業等を適確に遂行するための組織の管理能力に、そ
の組織の技術者の有する知識、技術及び技能を含めた能力とし、法で定める事
業の指定若しくは許可又は原子炉の設置の許可(いずれも変更の許可を含む。
以下、「事業の許可等」という。)を受けるに当たって満たすべき基本的な要
件を示している。」というものですが、明らかに現在の東京電力がその水準に
達しているとは考えられません。
 たとえ29年前であっても臨界事故を起こした原子炉を、その事故の存在を
記者会見で明らかにした今日現在も動かし続けており、動かし続けていても支
障がないという技術的な説明は東電ホームページをいくら見ても何処にも書か
れていません。
 それは他の4基の原発も同じで、さらに言えばABWRも含む東電17基全部の
原発が、たったいま危険性がないとの証明がないまま一部は運転を続けている
ことを見ても明らかです。
 制御棒の脱落は、志賀原発1号機では制御棒の挿入失敗という事態をも生み
出しています。つまり、今東電の原発に地震が襲いかかっても制御棒の挿入に
失敗し、燃料破損などが起きる可能性は否定できないのです。
 あまりにもお粗末なこの状況に対し、言うべき言葉は一つしかありません。
 「直ちに全原発を停止すること」
 そして、原発の設置許可を全て返上し、全原発を閉鎖すべきです。チェルノ
ブイリ原発事故はそれまで多くの規則違反を犯し続けてきたあげくに、ついに
破局的な事故を引き起こしたことが明らかになっています。
 今の東電は、チェルノブイリ原発事故前夜であるということを強調し、強く
警告します。

 なお、原子力安全・保安院に対しても、下記の通り要請をしていることを付
記しておきます。


本日の東京電力福島第一原子力発電所3号機の1978年において発生していた
「制御棒脱落・臨界事故」について、貴職は直ちに原子炉運転認可の取り消し
を行うよう強く求めます。
 原子炉等規制法では第24条の「許可の基準」において、「その申請が次の各
号に適合していると認めるときでなければ、同項の許可をしてはならない。」
と定め、「各号」には「三  その者に原子炉を設置するために必要な技術的
能力及び経理的基礎があり、かつ、原子炉の運転を適確に遂行するに足りる技
術的能力があること。」および「四  原子炉施設の位置、構造及び設備が核
燃料物質(中略)又は原子炉による災害の防止上支障がないものであるこ
と。 」に違反をしており、それを隠して許可を得たものであって許可そのも
のをさかのぼって無効とすべきであるからです。これについては時効はありま
せん。

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