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東北電力、女川原発1号機での緊急停止を国に報告せず
(読売新聞 - 03月12日 12:01)
東北電力女川原子力発電所1号機(宮城県)で1998年6月、点検のために原子炉を停止させる作業を進めていた際、出力が落ちた段階で原子炉が緊急停止したにもかかわらず、同社が国に報告していなかったことが12日、わかった。
原子炉等規制法は事故などで緊急停止した場合は国への報告義務を課しており、経済産業省原子力安全・保安院は義務違反の疑いが強いとみている。
保安院によると、中性子の測定装置が異常を感知したために緊急停止したとみられる。同社は、電力使用量がピークに達する夏場に向け機器の点検をしていたが、そのまま点検を終えて発電を再開したという。
東北電力の小林邦英常務が12日朝、県環境生活部を訪れて「このようなことになり深くおわびする。本日中に詳しい調査結果を報告したい」と謝罪。県側は「報告がなかったことは、残念で遺憾」と話した。
より詳しいニュースはYOMIURI ONLINEにも掲載されております。
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