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東電、原発故障隠し 放射能の測定値も改ざん[asahi]
http://www.asahi.com/science/news/TKY200701310397.html
2007年02月01日
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記者会見を終えて頭を下げる東京電力の築舘勝利副社長(左から2人目)ら=31日午後6時24分、東京・霞が関で
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排気筒モニターの方法と改ざんの手口
電力会社によるデータ改ざん問題で、東京電力は31日、新たに原子力発電所で77年から24件延べ199回の定期検査に関するデータ改ざんがあった、と発表した。検査に関係しない不正も4件あった。原発の非常用炉心冷却装置のポンプの故障を隠して検査を通したり、放射能の測定値を低くごまかしたりした悪質なものがあり、経済産業省原子力安全・保安院は原子炉等規制法などの違反がないか調べる方針。
不正があった原発は、福島第一、同第二(いずれも福島県)、柏崎刈羽(新潟県)の原発17基中13基。ほかに、火力発電所3基でも不正があった。東電はいずれも安全上の問題はないという。不正は77年から火力発電所の一部では現在まで続き、ほとんどが02年のトラブル隠し発覚後の総点検で見過ごされていたことになる。
東電によると、柏崎刈羽1号機では92年5月、非常時に炉心に冷却水を送り込む炉心冷却装置の残留熱を取り除く四つのポンプのうち一つが、定期検査の直前に故障した。だが、故障を隠したまま定期検査を受けて合格し、そのまま原子炉を起動、2日後に修理した。保安院は、安全確認が不十分のまま運転したことが法令違反にあたる可能性もあるとみている。
福島第一原発1号機では79〜98年、計28回にわたり、蒸気の流量を監視し、弁を作動させる装置を正しく設定せずに検査を受け続けていた。そのままでは検査に合格しないケースだった。
定期検査には関係なかったが、柏崎刈羽原発では放射能の測定値を改ざんしていた。95〜97年ごろ、排気筒から出る放射性ヨウ素の濃度を測る際にヨウ素を捕らえるフィルターを裏返しにして放射能の測定値を低くなるようにしていた。95年5月には、同原発4号機の排気筒から出るガスの放射能の値をコンピューター上で低く上書きした。
どちらも実際の測定値は国が指針で定めた測定の下限値よりも低く、そのままでも国や県に「検出なし」と報告する値だった。通常は測定限界以下になることが多いので、それに合わせようとしたらしい。
築舘勝利・東電副社長が31日、保安院を訪れ、報告書を提出。今年3月末までに再発防止策などをまとめ、国に提出する方針。
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