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今年の忘年会シーズンは、一味違う“演歌”でにぎやかになりそうだ。ラップスタイルのイケメン外国人なのに演歌がメチャうまい――黒人演歌歌手ジェロ(27)のブレークで、古い記憶を振り返るオジサンも多い。日本語も演歌もメチャうまかった“世界初”のインド人演歌歌手といえばチャダ(56)だが、なんと約30年ぶりに再デビューのため日本に帰ってキターッ!!
ひげ面にターバン姿のチャダが、往年の人気バラエティー番組「金曜10時!うわさのチャンネル!! 」(日テレ系)で和田アキ子らと共演したのは1974年。翌75年発売のデビュー曲「面影の女」(山口洋子作詞、猪俣公章作曲)で、いきなり10万枚を超えるヒットを飛ばした。今のジェロより若い23歳だった。その後シングルとアルバムを数枚ずつ出すが、人気さめやらぬ79年、突如芸能界を引退し、インドに帰国してしまう。当時は入国規制も厳しく、外国人タレントを受け入れる側のノウハウも確立していなかった。3カ月おきに帰国し、就労ビザの再申請を繰り返さなければならず、長期スケジュールも立てられない。最後は悔いを残したまま、幕を下ろした。
5人兄弟の末っ子に生まれたチャダは、九州でミカン栽培の研修を受けるため、未成年期に初来日。幼いころから歌が好きだった彼が、日本で一番魅力を感じたのが演歌だった。「いつか日本で歌手になりたい」と夢を抱き、皿洗いや通訳で生活費を稼ぎながら日本で演歌を学び、やっと実現できた日本での歌手の道はそこで封印される。
チャダは帰国後、インドのマドラス(現チェンナイ)などを拠点に貿易業を営み、革製品の工場をつくって日本向けに輸出するなど、日本にも拠点を置いて、アジア、アメリカとの交易事業を展開。年商10億円以上稼ぐ貿易会社の社長として活躍してきた。
その間も、92年にアジアからの留学生向けのラジオ番組でパーソナリティーを務めたり、06年にインドからのリポーター役でテレビ出演するなど日本のメディアにも、たまには登場していた。
ところがジェロが日本で歌手デビューした今年2月以降、“元祖外国人演歌歌手”としての取材が殺到。「まだ日本に愛されている」との思いを強くし再デビューを決意した。日本人の妻も「あなたの好きな道を」と送り出してくれた。
「歌に未練がありました。ジェロさんが真っすぐな気持ちで歌う姿にも感動しました。社長業は妻に任せ、これからは演歌一本でいきます」
9月半ばから音楽配信を始めた再デビュー曲「踊るマハチャダ」は、ニッポン放送の着うたランキングで早くも1位となり、11月のシングル発売を待つばかり。
「演歌には人の胸を打つパワーがある。今年の暮れは、嫌なことは忘れて、楽しい思いをしてください」
ヒマラヤ演歌のミラクルパワーで、年の瀬はパーッといきましょか!?
(日刊ゲンダイ2008年10月8日掲載)
2008/10/11 10:01 更新
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