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あの人は今こうしている 紀比呂子(人気女優だった) (日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/07/geinou1/msg/351.html
投稿者 めっちゃホリディ 日時 2007 年 12 月 02 日 11:17:26: ButNssLaEkEzg
 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071202-00000006-gen-ent

 田舎出の少女、美咲洋子が国際線のスチュワーデスになるまでを描いたテレビドラマ「アテンションプリーズ」(70〜71年)で主役を演じ、一躍人気者になった紀比呂子さん。その後も「コートにかける青春」「青春をつっ走れ!」などの70年代の青春ドラマや、映画「地の群れ」などで活躍した。しかし、82年に結婚、スパッと芸能界から退いた。さて、今どうしているのか。

「ようこそいらっしゃいました。金沢の家庭の味を堪能していって下さい」

 小田急線祖師ケ谷大蔵駅にほど近いマンションの1階にある「はく」。紀さんが5年前に開いた小料理屋だ。

「料理が好きで、いつかこんな店を持ちたいと思っていました。食材はすべて金沢から取り寄せています」

 落ち着いた雰囲気の店内はカウンターとテーブル席が4つ。20人ほど入れるだろう。

 さて、ここで疑問。82年、32歳のときにホリディイン金沢の経営者と結婚した紀さん、そのまま引退して金沢の豪邸暮らしじゃなかったのか。

「7年前、親会社の破綻の影響で莫大な負債を抱え、ホテルを売却せざるを得なくなってしまったんです。その直後、母(女優の三條美紀さん)の“東京で暮らしてもいいわよ”という言葉と、娘の高校受験もあって、息子と3人で上京しました。調理師の免許はさらに1年後、取得しました」

「紀比呂子の店」と名乗れば、かつてのファンが店を訪れるに違いない。しかし、実際は電話番号も載せず、情報公開はいっさいしていない。

「足しげく通ってくださるお客さまを大切にしたいので、紀比呂子の名前は封印したんです。でも、お客さま商売は初めてでしょう。開店当初はお客さまとどんなお話をしたらいいのかわからず、ずいぶん悩みました。セリフは得意でも、会話は苦手なんです。おかげで8キロもやせてしまった時期もありました」

 営業時間は月曜と第2、第4日曜を除く午後5時30分から11時まで。

「お手伝いの人に来てもらっていますが、料理はワタシがすべて仕込み、作ります。朝起きたらまず社会人1年生の娘のお弁当を作り、午前10時半には店に入る。正直、月6日の休みでは体はツラいですね。ただ、自分でそうしようと決めたことですから、泣き言はいえません」

 生ビール600円、治部煮1300円、ノドグロの塩焼き1800円、これからが季節の甲ばこ(雌の越前ガニ)1800円など。

 都内に三條さん、娘、大学2年の息子と暮らす。実は2歳年上のダンナも東京で生活している。

「主人とは別居中です。母は“一緒に暮らせばいいのに”といいます。でも、彼のプライドを尊重して、こういう結果になりました。芸能界に復帰? とんでもない。簡単に戻れるような、そんなに甘い世界じゃないですよ」


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