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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070831-00000005-gen-ent
フォークグループ“赤い鳥”で「翼をください」「竹田の子守唄」などをヒットさせ、解散後は「冬が来る前に」で知られるデュオが“紙ふうせん”だ。後藤悦治郎、平山泰代夫妻の息の合った歌声は、聴く人の心を震わせた。しかし、最近は絶妙なハーモニーを耳にしない。今どうしているのか。
「東京に来るのは、ホント、久しぶりですね。兵庫県内に家があって、月のうち8割が西日本や九州でのコンサートですから。関東のみなさんにはごぶさたしてるけど、今も夫婦円満、二人三脚で活動してます、ハハハ」
港区内のホテルの喫茶室で会った後藤さん、まずはこう言った。隣では泰代夫人がニコニコ笑っている。
2人は67年にデュオを結成し、70年、“赤い鳥”に参加して本格デビュー。74年に後藤さんの「これからの人生、割り勘でいかへんか?」のプロポーズの言葉で結婚した2人は、76年に“赤い鳥”が解散すると、“紙ふうせん”として活動を始めた。「冬が来る前に」がミリオンセラーになったのは次の年だ。
「この曲は、夫がストーブを掃除してたときにできたんです」(泰代さん)
「そう、11月の半ばだった。詞は冬直前でも、東北や北海道じゃもう冬でしょ。だから、あちらの方々にとっては“来る前”ではなかったんだけど、あの年は暖冬で、なかなか本格的な冬が来なかった。それで助かりました、ハハハ」
98年に「翼をください―新バージョン」をリリース。これが日本サッカー協会のオフィシャル応援歌になった。
「フランスワールドカップの前、日本代表の試合を見に行ったところ、盛り上がったスタンドの底から地響きみたいにあの歌が聞こえてきたんです。これって、阪神の『六甲おろし』じゃないよな、って女房と顔を見合わせました、ハハハ。『翼を――』は日本人の心の底辺に流れてる心の大切さを歌ったことが、みなさんに支持された最大の理由だと思います」
03年には身体障害者補助犬法施行をバックアップする曲「あなたの風になりたい」「補助犬トリオ」を発表。この11月2日には大阪市中央公会堂で“懐かしい未来Vo2”と題して「紙ふうせんリサイタル2007」を開く。同リサイタルは2部構成になっていて、1部は伝承歌、2部はレパートリーが中心だ。
「何でも進歩するのはいいことに違いありません。でも、いろんな場面でデジタル化が進むにつれ、人間としての穏やかさ、優しさが失われていくような気がするんです。だから、ボクは未来も懐かしいものを含んだ姿であって欲しいと願うわけです。その思いをボクらの歌で感じていただけたら、最高です」
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