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司馬さん10代の文章発見【デイリースポーツ】
作家司馬遼太郎さん（一九二三-九六年）の旧制中学時代の文章が母校・上宮学園（大阪市）で見つかり、学園は二十七日、大阪府東大阪市の司馬遼太郎記念館に寄贈した。二十八日から特別展示される。
旧制上宮中学一年当時の作文と、卒業にあたって後輩へ書き残した「卒業生片言」。十三歳と十七歳の時の文章で、いずれも校友会雑誌「上宮」に掲載されていた。
作文のタイトルは「物干臺（台）に立つて」。司馬さんらしい鋭い観察眼で「今度は頭を左にまはす、祝日の大國（国）旗がはた??と風を食つて動いてゐる」などと自宅からの眺望を描いている。
「卒業生片言」では「希望は天上にあり、實（実）行は脚下にあり後生須（すべか）らく實行の人たれ」と後輩を温かく励ましている。
記念館の上村洋行館長（63）は「これまで司馬の文章は、京都支局の記者時代までしかさかのぼれなかった。今回見つかったものは最も昔の文章ではないか」と言う。
http://www.daily.co.jp/newsflash/2007/07/27/0000492409.shtml
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