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□【破産】高シェア部品メーカーはこんなにある! [日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3245641/
高シェア部品メーカーはこんなにある!
2007年07月26日10時00分
トヨタ自動車、日産自動車などを震撼させた部品メーカーの操業停止。その影響で、23日もトヨタは全工場で生産休止した。中越沖地震で被災したリケン(ピストンリング製造)には、各自動車メーカーが総勢700人超を送り込み、23日から一部操業を再開したが、全面復旧にはまだ時間がかかる。
たった1社の部品供給がストップしただけで、国内自動車メーカーのすべてが製造中止の事態に陥った。あまりにモロく、脆弱(ぜいじゃく)さを露呈した格好だが、リケンのように高シェアの部品メーカーは山ほどある。ヘッドランプの小糸製作所(シェア50%超)は有名だが、それ以外にも続々。
OBARA(本社神奈川県綾瀬市)は、自動車ボディーの溶接に使う抵抗溶接機で国内シェア60%、世界シェア20%を誇る。カネミツ(本社兵庫県明石市)という部品メーカーは、自動車のエンジン周辺で使われるプーリー(滑車)で国内シェアが40%、国内すべての自動車メーカーと取引がある。
「タカタ(本社東京都港区)は、エアバッグのシェアが3、4割あったはずです。自動車と並んで、部品メーカーの操業ストップで打撃を受けるのは電子分野。携帯電話やデジカメ、液晶関係などニッチでありながら高シェアを持つ企業はたくさんあります」(部品メーカーに詳しい日本DaNAトラスト経営研究所代表の清水秀和氏)
こうした企業が災害などで、突如、供給をストップしたら……。“リケン・ショック”再びだ。
携帯電話に使用される水晶機器で30〜40%のシェアといわれるのがエプソントヨコム(本社東京都日野市)。
「ここからの供給が止まれば多くのメーカーは携帯電話をつくれなくなるでしょうね。それに、液晶フィルムを得意とする日東電工(本社大阪市)や、曲がる回路基板に強みを持つNOK(東京都港区)など、国内産業を根底から支えるニッチ企業は数多い」(前出の清水氏)
リケン・ショックは、自動車以外のメーカーにとっても対岸の火事じゃない。コトが起きてから慌てないように、リスク管理はきちんとやっておきたい。
【2007年7月23日掲載】
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