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(回答先: 人間の認識について 投稿者 初哲学者 日時 2008 年 2 月 14 日 23:00:13)
>現状世界の私の認識では「人間と命の誕生は、お金的価値が付随した時点で発生する」
>
>つまり、保険工学によって人間と命の誕生を見るのだ。
そういう意味でしたか。
であれば、その意味の「人間と命の誕生」はエドモンド・ハレー(Edmond あるいは Edmund Halley、1656年10月29日 - 1742年1月14日)が考案して、18世紀、イギリスで制度化された、ということになるでしょうね。
統計学と貨幣経済の論理の、人間の生命への適用が「人間と命の誕生」をもたらした、とも言えそうですね。
たけ(tk)も、人間の命の金銭的価値って何なのか? と考えることはあります。
* そういえば、最近、女性の逸失利益が問題になった裁判で、性別で区別してはならない、という判決がありましたね。これも「人間の命の金銭的価値」の問題だな。
* 外国人の命の金銭的価値と、日本人の命の金銭的価値は違う、というような判決もあったような気がする。
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http://www.kcn.ne.jp/~ca001/C32.htm
8月21日の読売新聞は、「高裁も『男女平等』支持」と言う見出しの記事で、裁判所が交通事故で死亡した女児の逸失利益の認定で、男女別の基準ではなく、全労働者の平均賃金を採用したことを次のように報じていました。
「近藤裁判長は判決の中で、『本来、労働能力には性別による差は存在せず、少年少女には多様な就職の可能性がある。少女の交通事故死に際して女子労働者の平均賃金を採用するのは理由のない差別で、合理性を欠く』と述べた」
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* 生命保険って、あまり好きではない。人間の命をカネで評価すること自体が嫌だし、保険金殺人の誘惑もある。逆に、保険金不払いの問題もある。保険料のちょっとした滞納で契約が破棄されてしまう問題もある。失業してカネが無くなって、滞納してから死んだら、保険金や年金保険が下りなくなるんじゃないかな?
* 子供に学資保険をかけたら、子供がスゴーく、嫌な顔をしたぞ。
* 旦那が死んだが、保険金が支払われない、という相談があった。なんでも、保険のセールスマンが会社に来て「他の会社の保険から乗り換えればよいことがあります」と勧められて乗り換えたのだが、乗り換えてしばらくして死んでしまった。病気を隠して契約したから、保険金を支払わない、とかや。死人に口なしだから、契約の時の状況を証明できないのよね。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/生命保険
生命保険の始まり
17世紀、イギリスのセントポール寺院の牧師たちが葬式代をまかなうために、お互いにいくらかずつ出し合って積み立てていったのが、生命保険の始まりだといわれる(香典前払保険・香典前払組合)。ただし、これは年齢に関係なく同じ金額を払い込んでいたため、高齢者は比較的少ない保険料で保険金を受取ることになり、若い者の不興を買い、10年ほどでなくなったとされる。
近代的生命保険の成立
この問題を解決するきっかけを作ったのが、「ハレー彗星」で有名な天文学者エドモンド・ハリーである。 彼は実際に調査して人間の寿命を統計化した生命表を作成した。それは年齢ごとに生存している人死亡した人の割合をまとめた統計データである。
ここで重要なのは、こうした統計ができたことで、「誰がいつ亡くなるかは全くわからないが、年齢ごとの亡くなる人数(死亡率)はおおむねはっきりする」ということである。
これは「大数の法則」と呼ばれるもので、この法則でよく知られる例としてはサイコロを数多く振ると回数が増えるにつれてそれぞれの6つの目の出た回数は六分の一に限りなく近づいていく、というものがある。つまり、生命表での場合、少ない人数だと誰がいつなくなるかは全く分からないが大勢集まると限りなく生命表の死亡率に近づくので、「そのうち何人が何歳のときになくなるかおおよそわかる」ということになる。つまり、各年齢ごとに保険料を払う者の人数と亡くなる(保険金を受け取る)者の人数が推定できる。
こうして、この統計による死亡する確率に応じて保険料に差をつけることが考えられ、18世紀、イギリスで死亡率に基づいた保険料を集める制度ができ、これが今の生命保険のルーツとなっている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/エドモンド・ハリー
エドモンド・ハレー(Edmond あるいは Edmund Halley、1656年10月29日 - 1742年1月14日)はイギリスの天文学者、地球物理学者、数学者、気象学者、物理学者。ハレー彗星の軌道計算を初め、多くの科学的業績で知られる。