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サブプライム、大銀行の損失計上、幹部更迭、ボンド保険会社の経営危機、ソシエテジェネラルの損失、金融システムを揺るがすような、事件が続出している。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/7195460.stm
このBBCのニュース (1月21日)
「ウオールストリート、サブプライム問題で5パーセントのボーナスダウン」と小見出しがついている。
それでも、平均ウオールストリートでは、一千八百万円ぐらいのボーナスが出ているようだ。上半期がよかったということらしい。サブプライムがなければ、二千万円は軽く超えていたのだろう。
シテイバンク、モルガンでは サブプライムがらみで、昨年末幹部が更迭された。といっても在任中、一生使いきれないほどのお金を稼いでいる。
モルガンスタンレーをサブプライムの責任を取って辞任したこの名前にちなんで、「クルズミサイル」とあだ名がつけられていたこのマネージャー
2006年度単年だけで、年収三十億円となっている。
http://money.cnn.com/galleries/2007/fortune/0709/gallery.women_highest_pay.fortune/
同様のシテイバンクのCEOを辞任したチャールズ.プリンス、
勝手に読みやがれ(日本語記事)という気になる。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=a7Q.bsfIHyr8&refer=jp_asia
ソシエテジェネラルを経営危機に陥らせた、一介のトレーダー、ジェローム.ケルビエル、
「朝日」では、給料年収はボーナスを含め10万ユーロ(約1600万円)以下となっているが、
http://www.asahi.com/business/update/0201/TKY200802010036.html
フォーカス(ドイツの週刊誌)、によれば、彼は、ことしの三月、「稼いだ」のだから九千万円のボーナスを要求したところけられて、四千五百万円で決着したらしい。
http://www.focus.de/finanzen/boerse/societe-generale_aid_235694.html
本給の何倍ものボーナスを鼻先につるして、モチベーションを高めリスク覚悟で仕事をさせる、損しても所詮は客の金。
サブプライムのようにリスクが顕在化すると、肝心の金融システムを揺るがしてしまう。
資本主義の脅威は、テロリストと共産主義者のはずだが。。
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「中国アルミ、リオ・ティントに出資」
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080202AT2M0102P01022008.html
昨年の、アメリカの投資会社への出資、ドイツの飛行場の買収、アフリカ外交
今回の資源の重要性を見極めた上での投資。
国家としてそれらの投資を指揮しているわけではないだろうが、
それらの投資、外交から、一貫した国家戦略、囲碁将棋でいう大局観を感じる。
若旦那、放蕩息子(元学校秀才たち)が、花街のやり手ババアのおだてに乗せられて、あちこち寄付、散財させられて、残るものは二日酔い以外何もなし。
もらった札束を数えながら、あかんべーをされている日本(人)。
金がなくなれば、小便も引っ掛けられなくなる。
時間の問題か?
日本の将来?
このままでは、自分達の利権を死守する政官経マスコミ引きずられて、
かっての中南米諸国のような「バナナ共和国」化だろう。
注
「バナナ共和国」
名だけの民主主義のもと、アメリカと結託した一部特権層が、時にクーデターを起こしながら、国民への搾取の上につくる政治体制を侮蔑的に言う。
暗算可能に1ユーロ150円、一ドル100円として換算。