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アメリカ時代の終焉、外貨準備高の1位・中国、2位日本、3位ロシアとお隣さん同士でベスト3になってしまったようです。
http://www.asyura2.com/07/dispute27/msg/214.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 12 月 27 日 11:34:26: 4sIKljvd9SgGs
 

ウソみたいなホントの話。財政・軍事・エネルギー・食料で自立を達成したロシアに米国は成すすべがないという事実
http://www.asyura2.com/07/war99/msg/333.html
投稿者 大西健二 日時 2007 年 12 月 27 日 03:27:48: Zg4goyIkX.Zhg


【RPE】「ロシアが米ロ新冷戦に勝利した」ってどういう意味ですか?
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm


★「ロシアが米ロ新冷戦に勝利した」ってどういう意味ですか?


全世界のRPE読者の皆様こんにちは!


いつもありがとうございます。

北野です。

私は9月11日号

「NO476ロシアは、アメリカ幕府崩壊後の世界秩序を模索しはじめた?」

で以下のように書きました。


「ロシアのトップはこれからの世界について以下のようにもっていきたい。

1、ブッシュの次の大統領に大政奉還させる。東欧MD・NATO拡大など
もあきらめさせる。

2、世界が協調してドルを緩やかに下げ、世界恐慌を回避する。いくつか
の基軸通貨が生まれ、世界は多極世界になる。

3、ロシア・アメリカ・欧州が一体化して、新しい世界秩序を作る。中国は
のけもの。

このプランのカギは、アメリカ大統領が、徳川慶喜やゴルバチョフのよう
に自己否定し大政奉還できるかどうかにかかっています。」


何がいいたいかというと、

1、アメリカは、旧ソ連諸国でのカラー革命を支援し、「親米反ロ傀儡政
権」を次々と樹立していった(03年〜05年)

2、怒ったロシアは、仮想敵NO2の中国と「(悪の?)薩長同盟」を結び倒
幕に動いた(05年〜)

3、両国の協力によりアメリカは通貨戦争に敗北。没落への道すじがみ
えてきた(06〜07年)

4、するとロシアは今度、中国が怖くなってきた

という流れ。


ここまで、「ようわからん!」「トンデモ系!」「陰謀論!」と考えている人。

「中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日-一極主義vs多極主義」(草思社)
(→ http://tinyurl.com/yro8r7 )

を熟読してください。

この本は、資料盛りだくさん。

・朝日(07年11月18日付)
・産経(07年11月27日付)
・読売(07年12月17日付)

等々でも取り上げられ、絶大な信頼を獲得しているのです。

まあ、それはいいとして。

アメリカ在住の足立さんから、2通おたよりが届きました。


「北野様、

先日来、お忙しい中いろいろご教示頂いている足立です。

いつも教えていただいていることへの参考情報ですが、
<<http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a_meAel6sAlM&refer=home>>
上記、Bloomberg newsからですが、こちらのラジオのニュースなどでも同
様の報道がなされています。

北野様のお陰で、内容に目新しさは感じず、逆に北野様のご慧眼に感服
する限りですが、北野様のおっしゃるロシアの新冷戦の勝利の頃から、ア
メリカのメディアでロシア及びプーチンに関する報道が増えているように感
じます。 

ロシアの存在感は、アメリカのメディアの中では高まっているようです。 

二、三年前はこんなになかったし、例えば、上記引用のbloombergの記事
では、既に一日に二度updateされています。

(日本の首相の話は全然見かけませんが。)」


2通目。

「北野様、

足立です。

北野様が赴かれたウクライナでは、ティモシェンコ氏の首相選出があった
のですね。 

ところで、

> 限りですが、北野様のおっしゃるロシアの新冷戦の勝利の頃から、アメ
>リカのメディアでロシア及びプーチンに関する報道が増えているように感
>じます。 
> ロシアの存在感は、アメリカのメディアの中では高まっているようです。 

既にご存知とは思いますが、
<<http://www.time.com/time/specials/2007/personoftheyear/>>

Al Goreを押さえての選出です。 米国でのPutinに対する関心度合いのご
参考になれば。」

これはアメリカの「タイム」誌がプーチンさんを「今年の人」1位に選んだと
いう話。

(2位は、ゴアさん)

記事も面白いですから、↑のページに入り読んでみてください。

さて、ここ数ヶ月間「ロシアのトップは『米ロ新冷戦』に勝利したと考えてい
る」という話をしています。

なんで、ロシアのトップはそんなに自信があるのでしょうか?


▼A国がB国をコントロールする方法は?


「新冷戦でロシアがアメリカに勝利した」というのは、


1、ロシアはアメリカのいうことを全然聞く必要がなくなった
2、ロシアはアメリカを好きなときに没落させえるカードを手に入れた


ということです。

まず1、ロシアはアメリカのいうことを全然聞く必要がなくなった

について考えてみましょう。

A国がB国をコントロールする方法は、主に二つあります。


まあ、大雑把にいえば、金と力(^▽^)ですね。


・金による支配とは?

これはつまり、A国がB国を借金まみれにしていうことを聞かせる

例えば、フランスは幕末、財政難に苦しむ幕府に

「いくらでも金は貸してあげるから、薩長をぶちのめしちゃいなよ。でも担
保は北海道ね」

と提案していました。


ロシアは90年代、欧米日・国際金融機関からの借金でもっていた。

当然、ロシアは常に欧米のいうことを聞かざるをえませんでした。


・力による支配とは?

これは実際攻撃していうことを聞かせる方法。

例えば、アメリカがアフガンやイラクを攻撃していうことを聞かせる。

もう一つ「軍事力を背景に」いうことを聞かせる方法もあります。(脅迫)

例えば、イスラムで金満産油国のサウジ・クウェート・アラブ首長国連邦
などは、なぜアメリカのいうことを聞いているのでしょうか?

そう、軍事力が怖いのですね。

イラクのようになりたくない。


例えば、日本はアメリカに莫大な金を貸し、なぜかアメリカの言いなりで
すが。。。

これもつきつめて考えれば、米軍が日本津々浦々に駐留し、実効支配
しているからでしょう。

それと、冷戦時代はソ連の脅威から守ってもらう必要があった。

今は中国・北朝鮮ですね。


この他に、エネルギーとか食料とかが他国をコントロールする武器にな
ることもあります。


↓本文後半へ
=================================================================

●どうする日本?

衰退するアメリカ、勃興する中国。
両国の間で漂流する、アメリカ幕府の天領 日本。


「日本はどうすればいいんだ!??」


RPE北野幸伯が、日本の行くべき道を提示します。

CKOPO

=================================================================

▼自立を達成したロシア


ある国は、金と力によって他国をコントロールするという話でした。

では、今のロシアはどうなのでしょうか?

ロシアは現在、アメリカのいうことを聞かなくても全然平気なポジションを
確保しているのです。


まず金。

90年代は借金大国で欧米のいうことを聞かざるを得なかった。

ところが、ロシアは既に対外債務を完済したばかりか、債権国になっ
ています。

財政は2000年以降ずっと黒字。

経常収支もずっと黒字。(原油高で増える一方)

外貨準備は、中国・日本についで世界3位。

さらに、オイルマネーの一部を「安定化基金」にまわし、原油価格下落
に備えている。

アメリカが「いうことを聞きなさい!」と高飛車にきても、

「金はありますから、あなたのいうことを聞く必要はありません」といえる。

さらに、アメリカがロシアの貿易に占める割合は全体の5%くらいですか
ら「あなたとの貿易をやめたっていいんですよ」といえる立場。


次に力(軍事)。

ご存知のようにロシアは、アメリカに次ぐ核大国です。

両国とも、地球を何十回も破壊できる核兵器をもっている。

つまり、アメリカに「ロシアと戦争する」というオプションはなく、「金による
支配」しか選択肢がなかった。

しかし、ロシアは金満になってきて、いうことを聞かなくなってきた。


それでアメリカは軍事バランスを崩そうと動きます。

それが、東欧へのMD導入計画。

MDの性能が今後高まるとどうなるか?


・アメリカはロシアに核ミサイルをぶっ放しました
→ロシアはアメリカにむけて核ミサイルをぶっ放しました
→でも全部MDで落とされました
→ロシアは壊滅、アメリカは無傷でした。


まあ、理論的な話ですが。

で、もしロシアがアメリカのMDにMDで対抗しようとすると、金が足りない
のです。

ソ連は、アメリカとの軍拡競争に負けて崩壊した。

今回も同じ道を歩ませたい。

ところが。。。

賢いプーチンは、「MDにはMDで対抗しない。もっと安上がりで効果的な
方法がある」としています。

それが。


「露、新型ミサイル発射実験成功 米MD無力化“照準”

07年5月31日8時0分配信 産経新聞

【モスクワ=内藤泰朗】ロシアは29日、開発中の多弾頭型大陸間弾道
ミサイル(ICBM)など2種類の新型ミサイル発射実験を行い、いずれも
成功したと発表した。

米国が推進するミサイル防衛(MD)システムへの対抗姿勢を鮮明にし
た形だが、30日にはバルト諸国のリトアニアも、MDシステム導入の意
向を表明、同システムをめぐる軋轢がさらに強まる恐れが出てきた。」


どうですか?

アメリカは金によっても軍事力によってもロシアを支配できない。

さらにロシアの原油埋蔵量は世界の14%、天然ガスは27%で世界一位。

食料も自給できる。

90年代アメリカの保護国だったロシアは、8年間で完全な自立を達成し
たといえるでしょう。

もうロシアはアメリカのいうことを聞く必要がないのです。

それで、


・NATO拡大問題
・東欧MD問題
・コソボ問題
・イラン問題


等々で、米ロはことごとく対立し、ロシアは全然妥協しない。

というか、妥協する必要もないのです。


▼アメリカを崩壊させる力


「ロシアが米ロ新冷戦に勝利した」というとき、「自立を達成した」だけで
は足りないでしょう。

もう一つ、「ロシアがその気になれば、アメリカを没落させえる力を得た」
ことが大事。

その力とはなにか?


1、ロシアは06年からルーブルでの原油取引を開始している
2、プーチンは、「ルーブルを世界通貨にする」と宣言している


「米露“破顔一笑” 「ルーブルを世界通貨に」プーチン大統領ますます強

6月12日8時0分配信 産経新聞
【サンクトペテルブルク=内藤泰朗】ロシアのプーチン大統領は10日、出
身地サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムで、
同国の通貨ルーブルを世界的な基軸通貨とすることなどを提唱した。」

この二つは要するに、「俺たちはいつでも『ドル基軸通貨体制』を崩壊させ
ることができるんだぞ!」という超強力なカード。

もちろん、一気にやると世界恐慌になりますからメッタに使えない。

しかし、「いざとなったら、ドルを紙くずにできる」という以上の脅迫はない
でしょう。

実際やられると、アメリカはソ連みたくなる可能性もあります。

というわけで、ロシアは


1、借金を全部返済し、財政と経済の自立を達成した

2、MDを突破できる技術をもち、軍事的自立を達成している

3、資源も食料もたっぷりあり、これも自立している


その上で

4、アメリカを没落させるカードを握っている


これが「ロシアは米ロ新冷戦に勝利した」の意味なのです。

まあ、アメリカがこの事実を素直に受け入れるかは、まだわかりませんが。


今回の話、日本在住の皆さんにはあまりにもファンタスティックに聞こえた
でしょう。

私が05年1月発売の「ボロボロになった覇権国家」(  http://tinyurl.com/dypky ) 

で、「ユーロは基軸通貨化する」と書いたときも笑われました。

しかし、ユーロの流通量は06年末時点で、既にドルを超えているのです。


今回の話も動かしがたい事実ですので、読みながらじっくり考えてみてくだ
さい。

最悪なのは、「感情」で物事を判断すること。


例、

Aさん「アメリカの覇権は永遠に不滅です!」

Bさん「なぜですか?歴史を見れば、没落しなかった覇権国はないでしょう?
スペインもオランダもイギリスも全部没落してますよ!?」

Aさん「・・・・・・・・・・・・そりゃああんた。アメリカだからですよ」

Bさん「それは感情論ですね!」

Aさん「・・・・・・・・・・・」

(おわり)

PS
今回の話、濃すぎてよくわからなかった人。
下の情報をゲットしてください。
全部わかるようになります。


=================================================================


●え”〜中ロ同盟が米幕府を滅ぼす???

仮想敵同士だった中国とロシア。
アメリカの執拗ないじめとカラー革命に激怒したプーチンは、ついに東の
ジャイアントパンダ(中共)と提携することを決意します。

日本人が知らないうちに(悪の?)薩長同盟は成立し、米幕府体制は崩
壊にむかいます。

素人目にもアメリカの覇権後退が明らかになってきました。
その真因を、中学生でもわかるように解説する(豊富な資料つき)

★ロシア政治経済ジャーナル 北野幸伯の新刊!
★★オンライン書店ビーケーワン社会・政治・時事部門1位!

★★★朝日新聞07年11月18日付は

「北野幸伯著『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』は、タイトルほどの極
端さはさておき、アメリカの一極支配に対抗しようとしているプーチン政治を、わ
かりやすく見通す。

アメリカが影響力を及ぼしたとされる周辺国の政変に対策をとり、外貨準備か
らドルの割合を減らし、石油をルーブルやユーロで売る──ロシアの揺さぶり策
から、アメリカの世界戦略に改めて気づくことができる本だ」と絶賛。


「中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日-一極主義vs多極主義」(草思社)
(詳細は→ http://tinyurl.com/yro8r7 )

PS2 「あとがき」からお読みください。


【RPE】「ロシアが米ロ新冷戦に勝利した」ってどういう意味ですか?
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm
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