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>>平成十九年(二〇〇七年)十二月十六日(日)
(第二千二百七十回)
○中江藤樹は、
すべての人が平等に「天の子」であるべきことをさとった
(太田龍著『中江藤樹』、二十二頁)、とある。
○天皇とは何者か。
○天皇も、庶民も、一匹のみみずも、一匹の蛙もみなひとしく、
天の子である、と。
○これはその通り、である。
○して見ると、いわゆる「明治憲法」、「大日本帝国憲法」に
○天皇は万世一系、神聖不可侵、とはなんのことか。
○これは、
西洋イルミナティ世界権力のサタニストイデオロギーの輸入である。
○これは、
縄文日本文明一万五千年の間に養われた真正日本文明への反逆である。
○中江藤樹と、安藤昌益。
○この二人は、日本民族が生んだ最高水準の思想家であった。
○天の子として、
一庶民、一農民といえども、天皇、貴族、将軍と同格である。
天命、天道にもとづいて、
一庶民も、天皇を、正々堂々、批判できると。
○これこそまさに、天の意思を身体で行う学問、天の意思にそって生きて
行く学問、でなければならない。
○藤樹によれば
すべての人が、神聖にして犯すべからざる存在でなければならない。
○ すべてのひとの奥に、聖なるものが存在する。
教育とは、この内なる、聖性をみがくことである。
教育の根本は、子どもの中に、ひとびとの中にみずからの聖性にめざさせ、
聖人たらんと志を立てさせることである、と。
○中江藤樹の思想には多くの、限界がある。
その中の一つ。
「その最大の難所はどこにあるか、と考えると、私は、孝の第二段階
『祖先への孝』と言う場合の『祖先』のとらえ方、認識にあるように
思います。」
「私たちの祖先(両親のご先祖様)を単に、人類の始祖(アダムとイブ)
とする旧約聖書を書いたひとびととの認識は、根本的な誤りを犯しています。」
「この点ひとつとってもユダヤ教はダメでしょう。」
「私たちの先祖は、微生物であり、植物界であり、動物界であり、
地球生物全体社会なのです。この地球生物界が、大気をつくり、地球
をいのちあふれる星につくったのです。」
「従って、私たちは、このような意味のご先祖さまに孝行をつくさなかれば
ならないのです。」(『中江藤樹−天寿学原理』、二百四十一、二頁)
○我々日本人にとって、もっとも重要なことば、根本的なことば、
○それは「孝」であり、「恩=報恩=感謝(ありがとう)」でなければならない。
○そしてその孝は、
第一に、両親への孝であり
第二に、地球生物全体社会としての祖先への孝であり
第三に、地球への孝であり
第四に、太陽(お天道様)への孝であり
第五に、太虚、大宇宙、天然、大自然、大親神さまへの孝である
○更に、恩、報恩である。それは、
第一に、両親への報恩であり
第二に、地球生物全体社会としての祖先への報恩であり
第三に、地球への報恩であり
第四に、太陽(お天道様)への報恩であり
第五に、大親神さま、太虚、天然、大自然への報恩である
○「中江藤樹―天寿学原理」に
藤樹の主著の一冊「翁問答」についての説明がある。
○「翁問答」は仮名まじりの平易な文書で江戸時代のベストセラーと言われる。
○ここで、藤樹は、
「大宇宙の親への孝」を最終段階とする、四段階の孝の道を説いた。
○ 「おかげさまで=孝の道」
「ありがとう=報恩感謝の道」
○要するに、中江藤樹において、日本は天寿学文明の根本原理を得たのである。
(了)
【参考文献】
◎「中江藤樹〜天寿学原理」
太田龍著 泰流社刊 平成六年 定価三〇〇〇円(特価1000円)
◎日本義塾出版部でも取り扱い中。>>
[私のコメント]
本当の日本人の原点、ルーツは何かを知りたいと思う。ユダヤ人、欧米人、中国・朝鮮人とのルーツの違いを知っておく事は大事だと思う。