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武部勤「チルドレン冷遇なら離党も」の衝撃度
2007年12月18日 読売ウイークリー
「小泉チルドレン」の後見人で、自民党元幹事長の武部勤氏が久しぶりにマスコミで話題になっている。
武部氏は5日、チルドレンの小野次郎衆院議員のパーティーで、
「(小泉チルドレンは)十二分に配慮されなければならない」「小野議員らが公認にならなければ、あの時、公認した私は責任者ですから、非公認(候補)の応援には行けません。私自身が自民党を出るつもりです」
と、離党宣言したのだという。
永田町関係者が解説する。
「次の選挙では、チルドレンは比例優遇されず、復党組がいる選挙区では『勝てる候補』が公認される。選挙基盤の弱いチルドレンには厳しい」
そんなチルドレンに冷たい現執行部に対して、武部氏は、離党をちらつかせて翻意を迫った格好だ。これは、武部氏の親心の発露なのだろう。
幹事長経験者ほどの大物が離党を口にすれば大騒ぎになるはずなのだが、意外や永田町は静かだという。武部氏の所属する山崎派幹部は語る。
「誰も本気にしてないんじゃない? ほかのチルドレンを残して出るなら無責任だし、連れて出たって展望は開けないしね」
武部氏に近いチルドレンの一人は、「出るならついていくしかないが……」と話すが、別のチルドレンは、「党中枢に相手にされていない。元秘書ぐらいしかついていかないんじゃないか? 武部氏は、財力もないし、党内での権力もない。声が大きいぐらいだ」と手厳しい。
こうした状況に、福田首相も、
「(武部氏は離党を)はっきり言ったの? こういう話はねえ、いつでもあるんですよ」
と苦笑い。
武部氏の「愛情」と「重大な決意」は空回りするばかりだ。