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{これは けたぐれ后王さんへのレスという形を採っていますが、彼にというより、彼のように考えてる(感じてる)人(こちらでは、少なからず居るのでは?)にも向けております}
当然、70年代が分からなければ現在も分からないー貴方のように!
「見る前に飛べ」って言葉を使ったくらいだから、多分貴方は30年前には既に「現役」だったのでしょう。 10年ならぬ30年1日の如く、貴方にとっては同じ立場、同じ信条の積りだろうけど、単に、戦後一貫してこの国を支配する強力な枠組みを疑ったこともなければ、その外に出たこともない、要するに「戦後体制」とそれを正当化する仕組みに骨絡みになっている、ということを示しているに過ぎない。 だから、30年前に見えなかった事が今見えるはずもないのだし、矛盾していることを仰ってるにも関らず、全く気付かないのでしょう。
貴方以上に、スーチー女史や「ミャンマー民主化」を熱烈に支持しているのが、他ならぬブッシュではありませんか! 一体「イラク民主化」と「ミャンマー民主化」と、前者を否定して後者を肯定する理由とは何なのか? <軍事力>を使ってるから、というのは理由にならない。 何故なら、「軍国日本」を引き合いに出して、内側から壊すことが出来ないから、外側から<強制的に民主化>するーこれがイラク戦争を主導したネオコンの論理ーということなのだから。
何度でも言いますが、彼らにとって、日本は「成功したイラク」なのです。
従って、論理的に言っても、日本での「成功体験」がイラク侵攻を推進し、(貴方の様な!)「民主主義万歳」こそがブッシュの蛮行を後押ししているのです。
即ち、ブッシュを支えているのは貴方(達)なのです!
勿論、現在の惨状についても、「イラク民主化」を進めてるにも関らず、国内外の「テロリスト」が邪魔をしているーこれが彼らの論理構成でしょう。
果たして、貴方はこういったことに反論出来るのか?
また、もし「イラク民主化」を否定すると、直ちに「では軍国主義日本を肯定するのか?」という反論が向うから返って来るだろうが、貴方はこれにどう答えるのだろう?ww
この問題は、結局は、上記の如く、60年前の日本、そしてそれを現在の姿に変えたサンフランシスコ講和体制、即ち「戦後体制」(=アメリカ支配体制)の問題に行き着きます。
その軍事的側面が日米安保であり、その(政治)イデオロギー的側面が<自由+民主主義>(=戦後民主主義)であるー前者を見ているのが右派、後者を見ているのが左派(若しくはリベラル)、両者はお互いを別物(敵)と見做して攻撃しておりますが、同一のもの(アメリカ支配)の違う側面に過ぎないのです。 勿論、だからこそ、この両者は対立し、攻撃し合うことによって、その真の問題(アメリカ支配)を隠蔽し、<(アメリカ支配)体制>を延命させることに奉仕しているのです。
単に貴方を嘲笑することを以て事足れりとしたくないのは、つい最近、この国のリーダーの政治感覚が貴方と左程変わらぬレベルであることを暴露したばかりだからです。