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http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20071113-06-0202.html
永田町ワイド(6) 専門家が解く「人物小沢」 脱「潜水艦」の兆しか
2007年11月13日 読売ウイークリー
「剛腕」と言われながら、自らは「不器用で、口べたな東北気質」と語る政界一「顔が見えない」小沢代表。専門家はどう分析するのか。
「行動が政治的戦略か精神的な特性によるものか、非常に見分けがつきにくい。会ってみないとわからないタイプ」
と言うのは精神科医の和田秀樹氏。一方、臨床心理士の矢幡洋氏は、小沢代表を、
「『自己愛性パーソナリティー』のにおいを感じる」
と斬る。
いわば自己評価が高すぎる傾向ということだが、安倍晋三・前首相も同じタイプ。ただし、安倍前首相が「陽」で、小沢代表が「陰」だという。
「カメラ目線に象徴されるように、安倍(前)首相は積極的に表に出る自己愛性。対して小沢氏は『潜水艦』型ともいえる。普段は姿を潜めて、期待感を高めた末にサプライズを起こす。そうして自己の存在感を示し、満足を得て、また身を隠す」
突然の辞意表明も、矢幡氏は、政治的戦略ではなく個性によると見る。傷ついた時は反撃するのではなく「潜行」して姿を消し、相手を困らせることで自己愛を修復するという。まさに「潜水艦」なのだ。
ホリエモンの類型
小沢代表の個性は、福田首相と比較すると、より際立つ。福田首相の性格を分析するキーワードは、「福田語」ともいえる独特な話し方だという。
「一度聞いただけでは、接続詞や代名詞が多すぎて、何が言いたいのかよくわかりません。ただ、分析してみると、話の論理に強いこだわりを持っていることがわかる。過剰な論理性や合理主義にこだわる『強迫性パーソナリティー』です」
いわば、論理至上主義の福田首相の対極にあるのが小沢代表と、矢幡氏は言う。また、大連立をめぐる報道について、小沢代表は記者会見でいったんは、
「私を政治的に抹殺し、明白な誹謗中傷報道だ」
などとしたが、ここにその一端が出ているという。
「怒りの感情に論理を無理に合わせようとする『反社会性パーソナリティー』も、含まれている」(矢幡氏)
この反社会性パーソナリティーを持つ人物は、「奇手を好む」「博打好き」という。ちなみに、ホリエモンこと堀江貴文氏にも、反社会性パーソナリティーが認められるという。
小沢代表は結局、党代表を続投する。前出の和田氏はこれについて、
「これまでなら党から飛び出していたところでしょうが、小沢氏の内面の変化を感じます。本当に民主党を愛しているのかもしれません」。
矢幡氏も同様意見だ。
「さまざまなパーソナリティーを併せ持つとはいえ、もちろん病気ではないのですから。経験から学習した、というところではないでしょうか」
ネオ小沢、脱潜水艦なるか。