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小沢を賛美し続けないと生きていけない男
http://www.asyura2.com/07/dispute26/msg/749.html
投稿者 仁王像 日時 2007 年 11 月 05 日 20:11:06: jdZgmZ21Prm8E
 

[652]小沢一郎の突然の辞任を受けて、私は、全てを分析、解明しました。すべては、私の「属国・日本論」の枠組みのとおりだ。副島隆彦:2007/11/04
http://snsi-j.jp/boards/past.cgi?room=sample1&mode=find&word=652%A1%A1%BE%AE%C2%F4&cond=AND&view=10

 上のサイトから引用・要約しながら考えてみる。
@チェーニー副大統領の差し金でキッシンジャーの子分ふたり中曽根康弘と、読売新聞のナベツネが小沢への仲介をやらされ、「無理にでも、福田首相との会談を行っていただきたい。あなたが、そうしなければ・・・・」となったのだと推理している。
 やはり背景に蠢いていたものがあったのだろうが、犯人がチェニー一味という推理が正確かどうかは今、断言できないと思う。

A「私たちの日本国王の得意の手法に出た。さっさと椅子を放り出して撤退する作戦だ。死んだ振り戦術である」
 まだ、小沢に恋々(れんれん)としている。森田氏の引退勧告とは対照的だ。筆者も安部と同様、小沢の政治生命は終わったと思う(その、安部が「愛国者だった論」をマニア向けに教授が書いているのだから何をかいわんやである)。

「町村信孝官房長官も、小沢一郎に深く頭を下げている。伊吹文明自民党幹事長は、「小沢氏の愛国者としての潔い行いに深く敬意を表する」と正直に発言している」としているが、伊吹の単なる外交辞令に飛びつくこの浅薄さ。「深く頭を下げている」などという外観を勝手解釈して何かを思わせるこの手法。ゆえに信頼度ゼロ。

「山拓先生、加藤紘一、古賀誠自民党選挙対策委員長、は、小沢一郎を援護すべく、「大連立反対」と、即座に、反応した」としているが、大連立反対が、なぜ小沢一郎を応援していることになるのか全く理解不能である。

B「チェーニーの親分の”世界皇帝”デイヴィッド・ロックフェラー(92歳)は、今、日本に来ている。いくらなんでも、彼、本人が、小沢一郎を直接、脅迫したということはないだろう。 
 チェーニーは、ご主人さまであるデイヴィッドの言うことも聞かなくなりつつあって、戦争経済(ウォー・エコノミー)の法則もあって、イスラエルの肩を持って、イラン爆撃までやりたくて仕方が無いのだ。悪の帝国の内部も、割れている」
 
 D・ロックフェラーの忠臣であるチェイニーがパトロンの言うことを聞かない、というが本当だろうか。パトロンの庇護をはなれて命を永らえることができるのだろうか。もしそうならどのような勢力に鞍替えしたのであろうか。イスラエルの肩を持つ、というのも怪しい。田中宇氏の言うように「肩を持ったふり」が正しいのではないだろうか。そしてそれも、D・ロックフェラーの容認のもとにである。

C「小沢は、…自分が脅迫され、強制されて無理やりやらされた、福田首相との会談を、逆にチャンスだと考えて、次のように、自民党と民主党の合意事項として、確認している。さすがである。

『・・・ 首相が決断した1点目は、国際平和協力に関する自衛隊の海外派遣は国連安保理、もしくは国連総会の決議によって設立、あるいは認められた国連の活動に参加することに限る、したがって特定の国の軍事作戦(すなわち、アメリカ合衆国の軍隊との共同作戦のこと、「集団的自衛権」容認の策動のこと。副島隆彦注記)については、我が国は支援活動をしない』」

 「逆にチャンスだと考えて」というのも推理を超えてデマゴギーあろう。森田氏が指摘するように背中を押したのは米国への「恐怖」というのが納得がいく。「さすがである」としているが、福田はこの件に関してトボケtている↓。確認など出来ておらず、さすがでもなんでもないのである。
 またこの内容は、『世界』論文とほとんど同内容である。これについては筆者は、これまで何度も厳しく批判してきたので繰り返さない。この点、弟子のアルル氏とも見解を異にしていることを指摘しておきたい。
 もっともアルル氏は、『世界』論文には「反対」だとしているが、ここは論理的にも学問的にも間違っていると、原理・原則の議論を展開すべきである。ここも親分に似て退嬰的である。

 その他、文学的・情緒的な小沢賛美はどうしたことだろう。論の立て方も例によって曲がりくねっていて要領を得ない。「小沢はいつも正しかった」「立派な国民的政治家」などと論証抜きに断定している(別のブログ)が、過去の実績から具体的に論証すべきである。
 ここでフト浮かんでくるのは、教授の精神構造の弱さが、なにか偶像的な政治家を祭り挙げ、それに依存しないと苦しくて仕様がないのではないか、という大きな疑念が湧き上がってくるのである。
 森田実氏の健全でリアリズムな政治言論に比べると、教授のそれはもはや「病性」とも言えるほど対照的である。米国とその手先を罵倒しつくしている外観に惑わされてはならない。そのようなお飾りをたくさん散りばめないと、論のコア部分が体(てい)をなしていないことをカモフラージュできないのだ。本論考は、教授の恥ずべき記念碑を画するものである。
 やがて、世の多くの読書人に見抜かれていくだろう。

・【産経、福田首相の記者団一問一答】(福田が嘘を言っているか、昨日の会見で小沢氏が嘘を言っていることになります)
 http://www.asyura2.com/07/idletalk26/msg/828.html
 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 11 月 05 日 15:14:57: 4sIKljvd9SgGs

・Re: 森田実氏の健全な政治言論に接するとホッとする
 http://www.asyura2.com/07/dispute26/msg/744.html
 投稿者 仁王像 日時 2007 年 11 月 05 日 12:17:04: jdZgmZ21Prm8E


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