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世界中に溢れすぎた流動性(金余り現象)が今までは途上国の投資に向かっていたことにより、インフレの影響から逃れることができましたが、アメリカによるサブプライム・ローンの影響から、まずアメリカの消費が落ち込むことが予想されます。
これから始まるクリスマス商戦が一つの目安となりますので、ここで落ち込みがはっきりしますと、安い途上国の労働が作る商品も必要なくなるわけです。つまり途上国に投資をしても意味がないと言うことになります。
そこで溢れすぎた貨幣の新たな投資先を探さなくてはならなくなり、その資金が限りある資源に向かっているわけです。それが原油であり穀物となるわけです。貨幣の性質からいって、投下された貨幣は受け取り手が新たな投資先を見つけて、また投下するという悪循環を繰り返していきます。原因は紙幣のすりすぎから来る何物でもありません。世界中に散らばった機軸通貨という形の貨幣、それが原因となるわけです。
私がこの文を書いたことは今まで貨幣の勉強をしてきた結果であり、今までの経済学者が「神の見えざる手」としてきた部分が見えてきたと感じるからです。
今後も次の作品の勉強として書いていきます。