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私も本を書き上げたことから、最近は手持ちぶたさになって来ました。
そこでこれからは阿修羅に顔を頻繁に出しますのでよろしくお願いいたします。
本の中でも取り上げていますが貨幣は一度市中(庶民の生活する場)に投入されるとインフレでもない限り政策的(売りオペにより国債などを市場から買い流動性を減少させていく)に市中から引き上げられることはありません。
現在のアメリカを見てみますと、方や原油や穀物などが値上がりしながら、市中ではサブプライムの関係から政策金利を引き下げて景気浮揚策をとっています。両者が対立することをやっているわけです。それは開き直りの経済政策と言えるものです。
では結果はどうなるのでしょうか。インフレ懸念を持つ原油・穀物の値上がりがこれから先どうなるのか。また政策金利を引き下げることによって景気浮揚ができるのかが大きな焦点になります。
私の見方では市中に大量に放出されたマネーサプライが、世界的景気の減速を先取りして経済発展国への投資が控えられ、その有り余った資金が先物を通して資源買いに向かうわけです。つまりこれからも原油が値上がりし。穀物が値上がりすると言うわけです。方やアメリカの庶民は先行きの金利が引き下げられる状況では、心理的に買い物を手控える傾向になってくると考えられます。
これからのアメリカは景気浮揚のため政策金利を引き下げざるを得ず(株の暴落を恐れるため)方や購買意欲を失った庶民が景気減速の足を引っ張るという構図が描かれると考えます。