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守屋氏の証人喚問 過剰接待解明へ自ら進んで話せ
10月31日16時23分配信 産経新聞
「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託に応えることを誓います」
防衛省内局(背広組)職員と制服自衛官の約26万人は大臣や副大臣、政務官と一部の職員30人余を除き、全員が自衛隊員だ。内局職員も入省初日、宣誓書に署名押印し「服務の宣誓」を行う。国の平和を守る自衛隊の使命の自覚、憲法や法令順守、規律の保持…。そして、締めくくりとなるのが冒頭の一節だ。
防衛専門商社「山田洋行」の元専務(69)からゴルフなどの接待を受けていた守屋武昌前防衛事務次官(63)の証人喚問が行われた。偽名で200回以上のプレー、元専務丸抱えでのゴルフ旅行やゴルフセットの受領、賭けマージャン…。癒着の実態が詳細に語られた。守屋氏は「国民や防衛省職員に大変申し訳ない」と接待をあっさり認め、反省の弁を繰り返した。
だが、装備品調達をめぐる同社への便宜供与は「一切ない」と収賄疑惑を否定し、宴席に複数回同席したとされる防衛庁長官経験者らの実名についても明言を避けた。自らの自衛隊員倫理規程違反を認めつつ、ギリギリのところで官僚らしい“保身術”を見せたようだ。
守屋氏も36年前、「服務の宣誓」を行ったはずだ。政界への接待工作を含めた疑惑解明に向け、進んで真相を明らかにすることが「国民の負託に応える」道ではないだろうか。(総合編集部・森山昌秀)
最終更新:10月31日16時23分