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国防論(私見)
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投稿者 どん兵衛 日時 2007 年 10 月 04 日 13:18:25: 7oUaiPRSj3bnA
 

国防論(私見)

いろいろ異論・反論もあろうか、過去に誰かが考えたかと思いますが、アジア大陸の極東の列島の国である日本の外交・軍事について考えてみました。

この列島の祖先は、古来温帯に属し、四季があり、雨量が豊富(時に過剰)、地震が多く、四方を海に囲まれ、少なくとも海外からの侵略が少なく、比較的平和・恵まれた自然の内に、四季の変化への工夫・災害を乗り越える忍耐・勤労の上に産業・文化を発展させてきました。


それがここ1−2世紀の間にどうなったかと言うと、まずは、工場や商業地だらけになって人口密集地域で緑を始め自然が激減、気候や四季も近年観測史上の記録を次々と塗り替え始めている。
亜熱帯化しているという人もいる。雨量も両極端が多くなった。
今後さらに自然を取り戻す、災害を防ぐ、乗り越える、工夫と努力が求められるだろう。
それには、平和!

しかし、現代では四方を海に囲まれても、船や、航空機や、ミサイルで簡単にこの列島は侵略されうる。侵略されなくても、海上封鎖などで兵糧責めに合えば、ひとたまりもない。食糧自給率は年々低下、石油のシーレーン封鎖など。
ならば、現状で、食糧自給・エネルギー自給が飛躍的に伸びなければ、周辺国との敵対は無謀だと思う。それには平和!

ならば、他国に守ってもらう。
まあ、太平洋の向こう側の英語の大国に言葉の約束で「寄らば斬る」という脅威で守って貰っているわけだ。が、ただじゃ守ってくれない。で、米軍基地を置かせて養って、イラクやアフガン攻撃を事実上助けている。インド洋で石油を供給して、アフガン・イラク攻撃の戦費を少し浮かせてやっている。会社や金融を買収させて、外資企業に労働力を提供して、いろいろな無理難題を押しつけられて、、、。これを、同盟という人がいる。
が、一方、飛行機で30分くらいの日本海の向こうの新興大国とはどうか?
国はODAを与えて、民間は企業や工場を誘致して居るが、守ってもらってる気はしない。むしろ、対立の火種も多い。相互に軍事的脅威を感じている。同盟にはほど遠い。

今は、アメリカから守ってもらえば済む問題じゃない。グローバル化でいろんな国に国民が住んでいる。その安全はどうする?米軍に同伴してもらう?自衛隊を派遣する?・・・無理だ。警察駐在所を作る?その国の警察なり軍に守って貰わねばならない。
我が国(だけとも限らないが)にとって最も理想的なのは、全世界の恒久平和。すぐには無理だろうから、少なくとも日本企業人が大勢出張、居住に行く国をすべてカバーした不戦条約、相互不可侵条約を締結する事が求められる。外務省はそれにむけて努力しているのだろうか?アメリカの顔色ばかりうかがっていてはダメだ。
日本は侵略しないと憲法で明言しているから、相手国に取っては、攻められないのに攻めるなというのはこは如何に?日本はアメリカの戦争に協力して、軍隊も持っているではないか?
となる。
日本が身の潔白を証明しなければ、多くの相手国は不戦条約を締結してくれないだろう。周辺国の多くの国では先の大戦で日本軍に攻められた苦い経験もあるし。現在、多くのビジネスマンはそういう国に大勢行っている。

そのへんの事情をアメリカに説明して、戦争協力からは身を引くべきだ。

余談だが、日本国憲法はアメリカが作って、GHQから押しつけられたものではない。大戦中思想犯で監獄に入れられた人達や大学を追われた教授達が集まって、フランス人権宣言とかワイマール憲法などからいいとこを取って起草した、人類の叡智なのだ。そのほとんどがGHQに取り入れられた。当時更に立憲君主制をうたった憲法を草案した自民党には押しつけられたものかもしれないが。国民のほとんどは歓喜を持って受け入れたはずだ。しかし、自民党の中からも、国民の最低限の文化的・健康的生活保障を謳った優れた条文も追加されたのは評価できる。
この憲法あったからこそ、朝鮮戦争・湾岸戦争・イラクのサマーワなどで「戦闘による死者」を出さずに済んだと言える。

脱線したが、中国を含む日本周辺の不戦国家群の半径を可能な限り拡大する為には、軍隊を持たないと言って持ってるのはすぐには辞められなくても、戦争をしないと言いながら、国土からアフガンやイラクを攻めに行くのを援助したり、石油を補給された艦から空母へ石油を移し替え、イラクを空爆したりという事は、周辺国が見ても納得するくらい明らかにやめなきゃならない。
戦争の常識だが、後方支援がいかに多くの戦争の勝敗を分けた事か!ある意味前線で戦闘するのより重要だ。

よって、インド洋米軍に石油補給反対、民主党支持です。

最後に、一般国民も我が国の平和は他人任せではなく、我が事の様に考えるべきだ。
もし、インド洋石油供給法案で自民・民主で決裂、総選挙となったら、どれくらいのひとがしっかり自分の意見を持って政権選択できるだろう。それくらい将来に重要な法案だ。
また、テレビの露出度できまってしまいそうで懸念される。

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