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今朝のサンデープロジェクトは、自民党政治家の見識を知る上で、大変興味深いものであった。
煽動ジャーナリスト田原総一朗によれば、テロ特措法によりインド洋で自衛隊が外国艦船に供給してきた燃料の実に85%以上が、米軍のイラクにおける活動のために使われて来たというのだ。これについて、田原の追求を受けた自民党政調会長石原伸晃は、これを否定することなく、供給燃料の使い道は、全く米軍まかせであることを暗に認めてしまったのだ。
田原の追求の要旨は、本来アフガンの治安維持のための燃料供給(テロ特措法)であるにもかかわらず、その大部分がイラク戦争の米軍支援に使われているのは、日本国民を騙す行為ではないか、というものである。
供給燃料の85%以上が、米軍のイラクにおける活動に使われているという情報は、自衛隊ないし日本政府の総供給量情報と、米軍広報のイラク戦争における自衛隊供給量情報を総合して得られたものである。(米軍は、イラク戦争における日本の貢献度としてこの数字を宣伝しているのである!)
想像するに、石原伸晃は、米軍情報も、自衛隊供給燃料が大量にイラク戦争用に使われているという実態も全く知らなかったのではないだろうか? そうであればこそ、田原の追求に対して、否定もできず、的外れな回答:インド洋の米軍艦船に供給された燃料がアフガンだけでなくイラク戦用にも使われるのは仕方がないかのような言い訳、に終始したのではないか?
たとえ、この実態を石原が知っていたとしても、このように国民を欺く行為を放置している政権・与党とは如何なるものか?
絆創膏王子につづいて、自民党の若手政治家が大臣、政調会長を担うに値しない無能であることが暴露されてしまったということであろう。
また、小泉以来安倍に引き継がれた政権と官僚機構が、単なる米国の政策追従機関に過ぎないことが証明されたのである。