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「少数派が切り捨てられないようにしなければならない。」という言い方がある。
これはいかにも「正しいが多くのバカ有権者には未だ理解されていない少数派を守る必要がある。」と主張しているように見える。
問題はこの少数派と捉えられている政党は何故少数派なのか?という問題である。
政策は正しいにも関わらず少数派であるのか?
それとも何か問題があって少数派であるのか?
私は後者の問いを厳密に考える必要があると思う。
共産党が少数派なのは何故なのか?
このことを考える為には共産党の存立基盤は何なのか?を問う必要がある。
共産党は資本主義を打倒する為の政党だ。
その事を多くの有権者が知っている。
ところがソ連の崩壊や中国の「社会主義的市場経済」(実際には市場経済そのもの)という詭弁を目の当たりにして「果たして資本主義は乗り越え可能なのか?」という疑問を多くの者が持っているハズだ。
この疑問に対して明確な答えが無い限り共産党を名乗るのは実に怪しげな事になる。
この事が共産党が少数派である最大の原因だろう。
政党は多くの有権者の支持なしには存立し得ない。
資本主義の改良という立場でしか当面多くの有権者の支持は得られないだろう。
社民と民主はそのようなものとして有権者には映っているハズだ。
よって、我々が中心的に依拠すべきは民主と社民であり、共産党ではない。
民主党内右派を批判しながら民主・社民を中心とした連立政権を構想すべきなのだ。
その過程で共産党との連立を拒否する民主党内右派は排除すべきだ。
そして、民主・社民・共産を中心とする連立政権構想へと移行すべきだ。