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>>2008年7月29日
異端カルト委員会の必要性
アッセンブリーオブゴッド教団の牧師で、異端カルト問題の専門家である村上密牧師がブログで、かつてウイリアム・ウッド牧師と共に異端監視機関の設立を福音派各方面に呼びかけたが、賛同者が得られず、実現しなかったことを、述べておられる。
「村上密Blog」
小生は、はからずも今回、異端カルト問題に首を突っ込むこととなったのだが、その過程で知ったことで心底意外と思ったのは、日本のキリスト教界の三大連合機関である日本キリスト教協議会にも日本福音同盟にも日本リバイバル同盟にも、異端カルト問題を担当する「専門部会」が無い、ということであった。
韓国では、主要各教団にそれぞれ異端相談所や異端対策委員会が設けられており、また、連合機関である韓国基督教総連合会にも、異端相談所と異端対策委員会があって、それぞれ活動している。キリスト教人口が30パーセント近くに達し、それゆえ、異端カルト問題の件数が比例して多い韓国では、主要各教団が対策に力を注がなければならないわけだが、これに比べたら、本邦に全くこれに類する機関がないのは、どうしたことかと思う。
日本福音同盟の中に、異端カルト問題委員会を新設し、加盟内外教団の専門家を委員もしくはオブザーバーとして迎え、種々の情報収集、データベースの構築、要注意団体へのモニターリング、是正勧告、声明文の発表、弁護士との協議、司法警察員や労働基準局など関係機関への連絡、脱会者支援活動全般を行なうことは、今後いよいよ切実に必要とされることであろう。
というのは、日中韓の国境を越えて、人口の大量かつ短時間の移動が頻繁になる21世紀の東アジアにおいては、韓国や中国で厳しい取り締まりを受けて地元に居られなくなった異端カルト団体が、宗教上の規制が事実上ゼロに近い日本に到来し、諸活動を展開して、その結果まかり間違えば、本邦が「異端の草刈場」と化してしまう可能性が少なからず予見されるからである。
また、日中韓キリスト教界が、異端カルト問題で連携するにも、そもそも本邦に受け皿となる機関がないのでは、どうにもならない。
来年は日本福音同盟主催の「第五回日本伝道会議」が開催されるが、その席上、各方面がぜひとも「異端カルト問題委員会」の新設について積極的に議論されることを、心から期待したい。 >>
[私のコメント]
日本は宗教的に曖昧な民族だから、教義や神学に白黒を付けたがらない傾向にある。そこに付け込んだのが統一教会や創価学会、その他エホバの証人などの新興異端勢力である。何を異端とするかは難しいが、これをハッキリさせないから日本はこういう勢力の草刈場になっているのである。救世軍の山谷さんは稀に見る、頭の整理ができるしっかりした人なので、この裁判には是非とも勝ってもらいたいものだ。いざとなると、裁判でも危ない目に遭うことが多い国なので当局はしっかり守ってやってもらいたい。相手が相手だからなあ。心配である。