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(回答先: センター試験問題に公明党 投稿者 どん兵衛 日時 2008 年 1 月 26 日 10:51:25)
宗教政党の是非を考えさせる布石とも思えますね。
公明党が存在していることは事実ですが、ただそれだけというのは大学生を目指す学生に良い教育効果をもたらさないでしょう。
以下は大学生を目指す学生の皆さんの為に記述します。
■グレーゾーン問題
公明党については、創価学会と憲法20条との関係で考える必要があります。
例えば、特定宗教団体が自己の組織を分離して政党を設立したとする。
その書面的な手続き過程においては別組織の設立となりますが、
●その政党の構成員の殆どが当該宗教団体構成員で占められている場合
●或いは見方を変えるならば、その政党から当該宗教団体構成員を除去したら何も残らない場合
●さらにその政党内部の人事的な事柄が、当該宗教団体の教祖あるいは実質的な指導者にの意向が濃厚に反映される場合
●さらにその政党が当該宗教団体の実質的な支配下に置かれている場合
このように上記に示した特質を持ち、地方はおろか国政の場においても与党の一部又は全部を構成してしまう場合、
ここで考えるべき問題は、かかる状況が当該宗教団体による間接的な『政治上の権力行使』に該当するため憲法20条違反と看做せるか否か?
これがグレーゾーンの問題であります。
理論的に考えればこれは憲法違反の疑いが極めて濃厚と、個人的には思えます。
残念ながら、この問題は憲法20条のグレーゾーンとして何十年間も放置され続けたまま今日に至り、一度たりともまともな議論すらなされてはいません。
従って最高裁判所の憲法判断もなされないまま時が過ぎ去り、憲法改正がなされようとしています。
さらに新憲法に政教分離規定がどのように条文化されるのかも気になるところです。