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秋田県湯沢市に“教団”を名乗る奇妙な集団が出現した。「預言的使命」と称して、セックスをへんてこりんな教義に取り込み、インターネット上で“ほぼ本番”のわいせつ画像を流し続ける。平和な土地に突如出現した謎のセックス教団を夕刊フジ記者が直撃し、“性儀”の全貌を目撃した。
新たなカルトとして話題になっているのは、「リトル・ペブル同宿会」。教義を支える“性”なる儀式について、教団の創設者「ジャン・マリー神父」こと杉浦洋氏(47)は「アダムとエバの楽園が人類に還ってきたことを象徴する行為」と説明する。
同宿会は秋田県湯沢市の周囲を田畑が取り囲む集落の一角に本部を構える。本部といっても、すきま風が絶え間なく入る古ぼけた民家で、5人のメンバーが共同生活を送る。
いくつかの不可思議な思想の中で特に異様なのは、外出時に着用する「ナノテク繊維でできている」(男性信者)という白装束だ。
杉浦氏は「我々が信仰するリトル・ペブル氏への愛の証です」と説明する。リトル・ペブル氏とはオーストラリアに本拠を持つ聖シャーベル修道会の教祖だが、その評判はすこぶる悪い。カルト問題に詳しい紀藤正樹弁護士は「ペブル氏は幼女への暴行罪で服役するなど、キリスト教系では性的問題が多い団体として有名」と説明する。
大いなる疑念を抱きながら、問題の性儀について切り出した。すると杉浦氏は一瞬、苦悩の表情を浮かべ、「私は近い将来、婦女暴行罪で逮捕連行され、辱めを受けるでしょう」と預言。だが、次の瞬間、意を決したように「神が望むなら…やるんです」。力強くそう言うと、おもむろに服を脱ぎ始めた。
ロウソク替わりのLEDライトが数本立てられた祭壇の前に布団を敷き、台所から瓶とヨーグルトを持ってきた。
「挿入せずに性器に擦りつけて射精するのが、『正しいセックス』。ヨーグルトは滑りをよくするためで、瓶は精子の採取用です」
やり方はすべて「神様からのインスピレーションでわかった」という。相手をしたのは「クララ・ヨゼファ・メネンデス」と名乗る、きれいな女性信者(35)。だが、目の前で繰り広げられた光景は性交がないだけで、“本番”そのものだった。
あっけにとられていると、杉浦氏の口から驚くべき事実が飛び出した。「クララは妊娠しました。現在、7カ月目に入っています」。無受精での妊娠は間違いなく世界初だろう。
こうした行為は杉浦氏にのみ許される。同じ屋根の下で、“営み”を見せつけられる信者の気持ちはどうなのか。一緒に住む男性信者2人は「全然気になりません。ごく日常的な光景で行為の最中も普段と変わらず過ごしています」と答えた。
杉浦氏は「預言的使命」と目を輝かせるが、周辺はのどかな農村地帯。近くには小学校があり、教団の前の道路は通学路にもなっている。近所の主婦は「用務員の人も注意しているみたい。時々、女の人のうめくような声が聞こえてくるし…」と眉をひそめる。
6月には女性信者の両親が地元の警察に相談し、ちょっとした騒動にもなっている。「確かに相談はあった。付き添って行ったが、民事不介入ですから」(湯沢署幹部)。近所の主婦(80)は「普段は温厚そうな人たちだけど、すごい声で『帰れー!』と怒鳴っていた。あれにはふるった(ガタガタ震えた)ですよ」と振り返る。
不可解なのは、宗教行為であるはずの『正しいセックス』が同会のホームページで宣伝され、成人指定DVDとして500円で販売されていることだ。杉浦氏は「神様からのインスピレーションで『全世界に悪名をはせなさい』と言われた」と営利目的は否定する。
紀藤弁護士は「宗教行為との線引きが難しいが、特定商取引法を適用しているということは性行為であると認めているとも考えられる。販売自体は違法ではないが、ネット上で自由に閲覧できる状態にあるなら、風俗営業法に抵触する恐れもある」と指摘する。
さらに、カルトの危険性について「こういった性行為を伴う宗教団体は信者が辞めた時のトラウマが大きい。自分の意思というよりはマインドコントロールでやっている場合が多く、脱会後のケアが必要になる」と危惧(きぐ)している。
ZAKZAK 2007/11/12