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□<ローマ法王>中国の教徒に書簡 国交正常化の希望も明言 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070701-00000002-mai-int
<ローマ法王>中国の教徒に書簡 国交正常化の希望も明言
7月1日1時25分配信 毎日新聞
【ローマ海保真人】ローマ法王庁(バチカン)は6月30日、法王ベネディクト16世が中国のカトリック教徒に書簡を送ったと発表した。公表された書簡は、中国で分裂中の二つのカトリック勢力に平和的な統合を促し、バチカンと中国政府の国交正常化を訴えている。同法王が正常化の希望を踏み込んだ形で明言したのは初めてで、中国側の反応が注目される。
中国のカトリック教徒は1951年の共産主義政権とバチカンの断交以来、政府公認の「天主教(カトリック)愛国会」と非公認の「地下教会」に分裂。中国政府当局は地下側の聖職者と教徒を弾圧し、愛国会は法王の承認なしに司教を任命するなど、バチカンとの対立が続いてきた。
書簡で法王は、中国で宗教活動が依然制限されていることを批判し、バチカンによる司教任命権の確立を求めた。だが、「過去に比べ宗教の自由はもたらされている」とも評価し、中国のカトリック勢力が統合し、バチカンと中国政府が関係正常化することを求めた。法王は「過去の誤解が克服されれば、中国当局との対話は中国の人々と世界平和のために役立つだろう」と記した。
バチカンは今年1月、対中問題会議を開き、中国政府と「建設的な対話」を続ける姿勢を発表。早期に関係正常化し、中国国内に宗教の自由をもたらすことを目指している。だが、司教任命問題などが障害となっているうえ、中国政府は正常化の条件にバチカンの台湾との断交をあげている。
法王は書簡で台湾との断交には触れていない。だが、バチカンは中国との国交正常化の代わりに、台湾と断交する用意があるとみられている。
中国政府が書簡に好意的な反応を示せば、対話の促進は期待でき、打開への道は広がる。バチカンにとって中国との国交正常化は、ロシア正教との和解と並び長年の懸案事項で、前法王ヨハネ・パウロ2世も実現できなかった。
最終更新:7月1日9時17分
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□ローマ法王、中国との正常化に意欲=信者分断を懸念−書簡公表 [時事通信]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070701-00000005-jij-int
ローマ法王、中国との正常化に意欲=信者分断を懸念−書簡公表
7月1日2時1分配信 時事通信
【ジュネーブ30日時事】バチカン(ローマ法王庁)は30日、ローマ法王ベネディクト16世が中国のカトリック信者に送った書簡を公表した。法王は書簡で、「バチカンと中国政府の対話が進展し、双方の関係が正常化することを真に望む」と述べ、1950年代に断絶した中国との関係正常化に意欲を示した。
その一方で法王は、中国国内のカトリック社会が同国政府公認の天主教(カトリック)愛国会と、バチカンの教義を尊重する信者に分断されている事態に懸念を表明。双方に対し、「統合と和解」に動くよう促した。
さらに、中国政府がバチカンの教義を尊重するカトリック信者の活動を制限していることを批判、バチカンによる司教の任命を認めるよう求めた。
最終更新:7月1日2時1分