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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080102a
帝国石油(東京都渋谷区)は、累計生産量が日本一の八橋油田(秋田市)の地下に生息する微生物を活用し、油層からメタンガスを生成する技術を開発した。商用化に向けて本格的な研究を進めており、2010年代前半にも八橋油田で実証試験を行う方針。
八橋油田のように、ほぼ枯渇したとみられる国内外の油田には、採掘できない原油がまだ大量に残っており、有効活用が大きな課題。都市ガスなどに活用できるガス生成は、新たな資源活用として注目される。
帝国石油は、環境技術開発の中外テクノス(広島市)との共同調査で、八橋油田の油層の下にある油層水から、原油を分解し水素を生成する微生物と、水素と二酸化炭素からメタンガスを生成する微生物を発見した。この微生物の働きを活用して原油を分解し、パイプを通じて地上から油層に送り込んだ二酸化炭素と反応させてメタンガスを生成する。
資源エネルギー庁石油天然ガス課は「新規の油ガス田の発見が難しくなっている。既存油田の取り残し原油を有効活用する上で面白い試み」としている。
(2008/01/02 09:33 更新)
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メタンガス(1996年3月14日)沼地など水中で植物など有機物が腐敗、発酵して生じる無色、無臭の可燃性ガス。天然ガスの主成分でもある。空気中に一五―五〇%の割合で混合すると爆発しやすい。一九七五年の東京都江東区夢の島の老人ホーム建設現場で十人が死傷、九三年には同区の水道管工事現場で五人が死傷するなどの爆発事故例がある。また石炭層内にも含まれるため、国内や海外の炭鉱ではメタンガスによる大規模な爆発事故が相次いでいる。
帝国石油(2005年7月14日)本社は東京都渋谷区。石油、天然ガスなどのエネルギー資源の調査及び開発を主な事業とする。1941年、半官半民の国策会社として設立された。50年に民間会社として再発足。秋田県の油田、新潟、千葉県のガス田など国内資源の開発のほか、70年代には海外にも進出。東シナ海のガス田に関しては69年に試掘出願していた。
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