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州都・京都の深淵 − 大阪と京都の 共存共栄は可能か? 京都との関係を考え直す会
2−3 裏天皇家 − 裏天皇制
上に記したように、平安時代より警官と清掃業は部落民に独占されていた。現在も京都市内の警官は地方出身者を除いてほぼ同和出身者。同和地区の犯罪捜査が甘いのは、いわゆる人権思想によるのではなく、縁故主義による。例の不祥事が長く放置黙認されていた事態は、決して治安の悪さを意味せず、むしろ縁故主義安定の傍証で市民の安心を呼ぶ。事実、市長が不祥事を同和と関連させると、市民の批判が急に和らいだ。つまり、京都市民は同和によって「守られている」と感じているのだ。
この安心感は、かつて河原者が京(みやこ)防衛の任にあったという歴史的記憶に由来する。京都は同和から逃れられないのだ。それは千年の都のアイデンティに関わる。同和の中にこそ、京都市民は平安京の伝統を追想し、貴重な政治的潜勢力を見てきた。京都はすがり付く「旦那さん」なしには生きられない。明治政府から現在までの140年間、京都市民はすがり付くべき「旦那さん」を天皇家の闇部分に託して存続してきた。
「州都」という目標を持った以上、京都はこの勢力に一層強く依存し最終的には裏天皇制と一体化し、京都人はもはや何の戸惑いも隠さずこの「旦那さん」に身を委ねるだろう。
[わたしのコメント]
京都の旦那衆そして裏天皇制についての情報である。同和と関連する話題なのでコメントは少くなめにする。米軍基地が近くにあり天皇家もかたみの狭い東京よりも、天皇家にとっては京都のほうが住みやすかろうに。
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