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【社会】
500系、東海道から引退 山陽限定の「こだま」に
2007年10月20日 夕刊
JR西日本は、新型新幹線車両N700系の登場に伴い、のぞみ用の新幹線500系を十六両編成から八両編成にした上で、新大阪−博多間の山陽区間限定の「こだま」として使用することを決めた。
近く車両の改造を始め、500系こだまは二〇〇八年中に投入される予定。現在も山陽区間だけで運転している初代新幹線の0系は、入れ替わりに営業運転から退いていく。
細長く流線形の先頭形状や円筒形の胴体など、旅客機を連想させる500系は一九九七年三月にデビュー。最高速度三百キロは当時世界最速で、ギネスブックにも記載される一方(1)座席数が700系など東海道新幹線のほかの車両と異なる(2)先頭車両の運転席側に旅客用ドアがない−など、運用上の欠点があった。
東京−新大阪間の東海道新幹線はすべて十六両だが、乗客の少ない山陽区間では非効率なことから八両にし、余分の中間車両は廃車となる。
JR西などによると、のぞみから二段階の“格下げ”になるのは、山陽区間の「ひかり」には四列のゆったりした指定席が人気の「ひかりレールスター」用700系(八両編成)が既にあるため。九州新幹線鹿児島ルートが開通する一一年には、九州新幹線との直通運転に対応した新車両が大量投入されることからレールスター用700系もこだまになる見通し。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007102002057897.html
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