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神経細胞を「人工の記憶装置」に サイボーグの実現近づく Rob Beschizza 8月23日[WIRED NEWS]
http://www.asyura2.com/07/bd50/msg/483.html
投稿者 XL 日時 2007 年 8 月 23 日 14:42:59: 5Sn8OMNzpaIBE
 

神経細胞を「人工の記憶装置」に
2007年08月23日22時00分ブックマーク
Rob Beschizza 2007年08月23日

サイボーグの実現がまた近づいたようだ。

イスラエル、テルアビブ大学の研究者、Itay Baruchi氏とEshel Ben-Jacob氏が行なった研究によると、培養した神経細胞に化学的な刺激物を注入することにより、人工の記憶装置が作成できるという。

脳のかけらを取り出して、容器の中で「アップグレード」し、元の場所に戻すことが可能になるかもしれない。ロボトミー[前頭葉を切除する手術]の逆パターンだ。

あるいは、この研究は、映画『ブレードランナー』に出てくる人造人間『レプリカント』のようなものが作られる最初の萌芽かもしれない。

『DailyTech』の記事『Researchers Produce Chemically Operated Neuro-memory Chip』によると、培養した神経回路に化学的な刺激物を加えると、最初とは異なった神経細胞の発火パターンが生まれ、それはオリジナルのパターンと共存するという。(次の新しい刺激によっても別のパターンが生まれ、それらは互いを干渉せずに一定時間保存されるという。)この状態を、「神経細胞上に新しい記憶が複数形成された」と見ているようだ。

論文は『Physical Review E』に掲載。以下に、そのアブストラクトから引用する。

化学的な刺激物を局所的に使うことで、培養した神経回路に複数の記憶(神経細胞の発火が集合的に行なわれている状態)を(数日間)保持することができる。

神経回路の活動をリアルタイムで分析し、それに基づいて選んだ場所に、微量の抑制物質を注入する。すると、刺激を与えた場所の神経細胞が、同期的な発火を開始する(集合的な発火の状態になる)。発火の時空間的なパターンは場所によって異なる。

さて、脳に埋め込まれた「模造記憶」は、本物の記憶と同じくらい素早く取り出せるのだろうか?

WIRED NEWS 原文(English)
http://blog.wired.com/gadgets/2007/06/researches-grow.html


新説:神経の情報伝達は、電気ではなく「波」
http://wiredvision.jp/news/200706/2007061422.html

米国防総省、脳の活動に反応するシステムを開発中
http://wiredvision.jp/news/200705/2007052820.html

WIRED VISION NEWS /

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http://news.livedoor.com/article/detail/3278414/
より

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