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(回答先: サッカー日中戦で中国人観客が騒動、紙コップ投げつけ罵声 [読売新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 8 月 04 日 10:42:00)
□中国サッカー界に未来はあるのか [武藤文雄のサッカー講釈]
http://hsyf610muto.seesaa.net/article/50403679.html
2007年08月04日
中国サッカー界に未来はあるのか
U22中国戦、先日来反町氏の五輪代表チーム作りに再三再四疑問を唱えているが、この日の日本のプレイ振りは、反町氏の監督としての潜在能力が並々ならぬものを示すものだった。あの異様なラフプレイと偏った判定の連続に。全選手が耐え切って誰も退場にならずに90分間を終える事ができたのは、感動的でもあった。これは反町氏が試合前及び試合中に、選手達によほどの精神的集中を要求し、それを守らせた事の証左だろう。
さらに試合終了直後のTVのインタビューでは敢然と以下のように語った(要約は武藤)。
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サッカーを30数年やっているが、こんなレフェリーは初めて。この大会そのものに疑問を持っている。
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「こんな本当の事を言っていいのだろうか」と心配にもなるが、この発言そのものが、選手達を大変勇気付けるものだろう。
今まで散々と反町氏を批判してきたが、氏のリーダーとのしての能力は、やはり大変高いものがある事が再認識された。先日嘆いたように、五輪最終予選直前の準備試合に「ベストメンバを組めない日程」を強制する日本協会と、大量にあった準備期間の多くを無駄にロスした反町氏、それぞれに大変な問題はある。しかし、この試合における反町氏の監督としての潜在能力を見るにつけ、厳しい最終予選に何かしらの安心感を味わう事ができた。
誤解して欲しくないが、上記は全く皮肉ではない。以前も述べたが、私は選手反町は大好きだったし、アルビレックスにおける反町氏の業績を高く評価している。この異様な試合での引き分け劇を見て、改めて氏の潜在能力を再認識したのだ。
しかし、一連の中国のラフプレイをどう考えたらよいだろう。
まず審判。
反町氏は、試合後の記者会見後の囲み取材で
まあ、レフェリーもかわいそう。これで日本が勝ったら、彼らはここで生活できないんだから。
と、これまた「こんな本当の事を言っていいのだろうか」と言う発言をしたようだが、反町見解はオーバにしても、一体どのようなつもりで審判生活を送っているのか疑問になった。国際審判員になるためには、相当な努力と研鑽が必要なはず。そして、それだけの経験を経て、晴れて国際審判員になったのだから、矜持と言うものがあると思うのだが。
選手達。
ラフなチーム、汚いチームと言うのはあるものだ。しかし、最近の中国(特に今回の五輪代表)を見ていると、そのような常識的表現では表現し切れない何かを感じる。「『ボールを奪う時に敵の足を蹴るのは反則になる』と言う知識を知らずにここまで育ってきたのではないか」と思えるほどだ。どうやったら、このような選手達(1人ではなくて複数だから凄い)を育成できるのだろうか。
たとえば、先日アジアカップで戦ったUAEのエースのマタルのラフプレイは、審判に気づかれないように敵を削りに行く非常に悪質なもので、かつ日本戦のマタルは主審のそのあたりの見極め力が低い事を理解して、中澤らに非常に悪辣なラフプレイをしていた。
このマタルのラフプレイは当然排斥されるべきではあるが、一方で「バレないように」と言う意識を持っているマタルの心理状況は理解できなくもない。しかし、この日の中国選手達のラフプレイは、公衆の面前で平気な顔で行なわれる犯罪行為のようなものだから、およそ理解ができないのだ。
そして中国サッカー協会。
このような審判団の下、選手達にこのような愚劣な試合を許し、何か中国サッカー界にとってメリットがあるのだろうか。こんなサッカーをしていて、北京五輪で勝てる可能性があると思っているのか。南アフリカワールドカップ予選を勝ち抜けると思っているのか。
もし、この日本戦が中国にとって、乾坤一擲、全ての力を振り絞って勝たなければならない試合ならば、このような卑怯な手段で、後先考えず戦う選択肢も愚かしい行為ではあるが存在するのかもしれない(それはそれで軽蔑に値する行為だが)。しかし、この大会は来年の北京五輪の準備試合に過ぎない。むしろ、若い選手達に適切な経験を積ませる機会ではないか。
改めてこの国のサッカー界の病巣の深さを感じずにはいられない試合だった。
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