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□ロシアで新教材めぐり論争…自国の歴史を美化!? [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070709000037
記事入力 : 2007/07/09 11:39:12
ロシアで新教材めぐり論争…自国の歴史を美化!?
最近、ロシア政府が現場の教師のための新しい歴史教材「ロシアの最新歴史:1945‐2006」の出版準備を進めているが、その内容が歴史を美化しているという批判が出ている。
すでに編集を終え出版を待つばかりのこの教材は、ロシアが引き継いだソ連(1917‐90)について、「恥じる必要のない強大国」と表現している。さらに他国では独裁者とされているスターリンは、ソ連経済を発展させ、第2次世界大戦でドイツのファシズムと戦い勝利し成功した指導者と説明している。プーチン大統領が2000年に就任した当時に語った「20世紀最大の地政学的災難はソ連の崩壊」という内容も、歴史的事実を表現したものと記載されているという。
プーチン大統領は先月21日、自らの別荘にこの教材の著者らを招き、討論を行わせることにより、事実上教材の出版を認めたのではないかとされている。この席でプーチン大統領は「(新しい教材は)歴史に対する判断は学生が行うことだが、歴史的事実については国家の誇りを持たせる方向で記載されるべきだ」と語ったという。
ロシアの日刊紙「ブズグリャート」は6日、この教材について「ソ連の歴史とプーチン政権以後のロシア現代史について論争を起こした」との見解を示し、米国のウォールストリート・ジャーナルは「ソ連崩壊による混乱から抜け出し、国家的な誇りを取り戻そうとするクレムリンの意図と関係がある」と評価している。
ロシアの新しい歴史記述はプーチン大統領の歴史観と関係があるとされている。プーチン大統領は2000年の就任以来の課題を「ロシアのアイデンティティ確立」とし、同年12月にはソ連の国歌のメロディーをそのまま利用、歌詞の一部のみを変更してロシア国歌として採択した。さらに2005年の第2次世界大戦勝利60周年と昨年のブレジネフ元ソ連共産党書記長生誕100周年では、「ソ連の復興期を導いた人物」として二人の指導者を肯定的に評価している。
一方ではロシアの若者に歴史に対する誇りを持たせ、西欧からのロシアに対する非難を防ごうとする意図もあるとされている。
モスクワ=権景福(クォン・ギョンボク)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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