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http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/column/article.aspx?id=20070630000064
6月30日付・UFOの国
2007/06/30 09:36
未確認飛行物体(UFO)騒ぎの原点といわれる「ケネス・アーノルド事件」が起きたのは、60年前の1947年6月だった。
米アイダホ州の実業家ケネス・アーノルド氏が自家用機でワシントン州上空を飛行中、複数の円盤状物体が編隊飛行しているのを目撃、大騒ぎとなった。「空飛ぶ円盤(フライングソーサー)という言葉はこの時に生まれた。
この年7月には「ロズウェル事件」というのも起きている。ニューメキシコ州ロズウェル郊外に空飛ぶ円盤が墜落し、米軍が機体とともに宇宙人の遺体を回収したといわれた事件だ。
これらはやがて、冷戦期の米軍による気球を使った秘密実験などの誤認であることが明らかになる。だが、長い間事実が伏せられていたため、米国だけでなく世界中にUFO神話をつくり出すきっかけとなった。
何しろ、米軍が「ロズウェル事件は実は気球の実験で、回収したのは人形だった」と正式発表したのは、事件から50年も後。その間、回収された「宇宙人の遺体」の解剖シーンを撮影したという偽フィルムが出回ったこともあった。
それにしても米国に際立って多く見られるUFO騒ぎ、宇宙人騒ぎの背景は何だろう。騒ぎだけではない。ハリウッド映画が扱うテーマにもなり、「E・T」のように心温まる話にもなれば「2001年宇宙の旅」のような深遠な作品も生まれている。
大阪大の木原善彦准教授は著書「UFOとポストモダン」(平凡社)で、近代の最先端を走ってきた米国人の姿が、UFO神話に反映されているという。冷戦体制の生んだ妄想でもあった。多くの場合、米国人が抱いた不安、時には夢がそこに見える。
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