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□豪政府措置に反発、アボリジニがエアーズロックを登山禁止に [CNN]
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200706260033.html
豪政府措置に反発、アボリジニがエアーズロックを登山禁止に
2007.06.26
Web posted at: 21:27 JST
- CNN/AP
キャンベラ──オーストラリアの観光名所として知られるウルル(エアーズロック)を聖地として扱う先住民アボリジニが、観光客の登山を禁止することを検討している。同国のハワード首相が今月21日、アボリジニの間で子供の性的虐待が目立つとして、社会福祉金の使途に条件をつけるといった対策を発表したことに対抗するためだと、アボリジニの指導者が述べている。
ハワード首相は、北部特別地域のアボリジニ社会では子供の性的虐待がはびこっているとする最近の報告書発表を受け、同地域における「ポルノ」「アルコール」の販売・流通の禁止などを検討。社会福祉金がアルコール購入に使われたりせず、子供をきちんと学校に通学させることなどを目指すほか、公共施設においては、ポルノ画像へのインターネット接続を不可能にする考えなどを明らかにした。
この方針に、ウルル近郊ムティジュルに暮らす長老ヴィンス・フォレスターさんが26日、アボリジニ住民らは子供たちが政府に連れ去れてしまう恐怖を感じていると指摘。政府の方針に従わない意思を示すために、ウルルの登山禁止を含めた抗議が必要だと述べた。
ウルルへの観光客は、年間50万人に達している。しかし、ウルルを聖地として守るアボリジニにとって、振る舞いの悪い観光客に、快い感情を持っていない。現在は、アボリジニの儀礼時などに、観光客の登山を禁止している。
フォレスターさんは地元ABCラジオ似たいし、「ウルルにくる観光客は、この地域に大金を運んでくれる。政府のやり方に対抗するには、これが一番の方法だ」と、登山禁止の効果を挙げた。
ムティジュルの住民マリオ・ジュゼッペさんは、「政府は住民を助けるために、ここに来るのだろうとは思う。しかし、住民らは怖がっている。きっと、女性と子供を連れて、周辺の藪の中に逃げ込むだろう。軍隊が子供を連れ去るのを、警官が手助けすると思っているんだ」と、状況を説明した。
オーストラリアでは1970年代まで、アボリジニの子供を親元から引き離し、白人家庭や寄宿舎で養育する政策がとられた歴史がある。このため、アボリジニの中には、政府が子供を連れ去ってしまうという恐れが残っていると見られる。
一方、マル・ブラフ先住民問題相は、「誰かがそんなことするなんて、ばかばかしい思い違いだ。誰かが嘘をついてまわっているのではないか」と、ムティジュルから子供や女性が逃げる必要はないと強調している。
アボリジニの総人口は約40万人で、うち6万人が北部に居住。連邦政府はアボリジニによる北部特別地域の約半分の所有権を数十年間にわたって認めている。
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