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ラシュディ氏に英爵位 「悪魔の詩」の作家【中日新聞】
2007年6月16日 11時13分
【ロンドン16日共同】英政府は16日、エリザベス女王の公式誕生日にあたり叙勲名簿を発表し、小説「悪魔の詩」で知られる作家サルマン・ラシュディ氏(59)が「文学への貢献」を理由に「サー」の称号を伴うナイト爵位を受けることが決まった。
インド生まれのラシュディ氏は1981年に「真夜中の子供たち」でブッカー賞を受賞し、英文壇有数の人気作家に。イスラム教の預言者ムハンマドの生涯を題材にした89年の「悪魔の詩」は一部から強い反発を受け、イランの最高指導者だった故ホメイニ師から死刑宣告を出されて長期間にわたり警護付きの生活を送った。
このほか、旧ソ連の情報機関、国家保安委員会(KGB)の元幹部で、西側のスパイだったことが発覚して85年に英国に亡命したオレグ・ゴルディエフスキー氏、米CNNテレビのクリスチャン・アマンプール記者らも叙勲の対象となった。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007061601000239.html
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