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□40社受けて1社だけ内定を取れた学生が就活振り返る [アメーバニュース]
http://news.ameba.jp/2007/06/5140.php
40社受けて1社だけ内定を取れた学生が就活振り返る
6月11日 19時34分
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※ここに、2008年度新卒採用に向けての就職活動を終えた学生がいる。彼は今回の就職活動で延べ40社にエントリーしたのだが、結局1社しか内定をもらえなかった。終わってから色々反省した彼が、今年から就職活動を行う人達に対してエールを送る目的で、自分の体験を手記として綴った。
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2006年夏、「今年は売り手市場」という噂に、今思えば異常なほどの安心感を覚えていた私は、夏季インターンなどに目もくれず遊び呆けていた。しかしこの安心感が後の自分にとって非常に厄介なものとなるとは思いもよらなかった。
冬が近づくにつれて、友人たちの口からも就職活動に関するものが多くなっていった。その頃の自分はというと、そのような会話になると無理矢理話題を変え、「新しいアイポッドの性能」や「携帯を変えようかと思うが今ひとつ踏み出せない自分の気持ち」などの話をよくしていた。すぐに私の前では誰も就職活動の話をしなくなった。
そして冬、就職活動が本格的に始まった。当然自己分析も業界研究もできていなかった私は、野球チームを持っている企業くらいしか満足に知らなかった。つまり、頭からつま先まで世にいうバカ学生だった。そのバカ学生が真剣に考えて出た答えが、「そうだ、友人が受けている会社を全部受けよう」というバカにも程があるものだった。ともかくこのような形で私の「シュウカツ」は開始されたのだった。
銀行、保険、商社、広告、人材、音楽、メーカー、出版、通信、テレビ、不動産、etc…。持ち駒は誰がどう見ても豊富にあったはずだった。しかし、OB訪問など当然一人もせず、志望動機は全て「御社の社風に惚れまして」で押し切った。
結果、自分の携帯電話は全く鳴らなくなった。
さすがに焦りを感じる自分がいた。ある夜「スタートラインが見えない、とりあえず自分のことをもっと知らなければ」と思い立ち、専用の本を買うために近所の書店へと走った。しかしそこは案の定「閉店」の2文字。自分のやる気を削ぐには十分の効果があり、お目当ての本を手に入れたのはその1週間後だった。
自己分析の成果もあり、なんとなく自分のしたいことや志望業界に目星がつき出した頃、志望業界が応募を締め切っていた。すぐに「留年したい」と親に電話した。私の古い携帯電話でも、父親の怒鳴り声は非常にクリアーに聞こえてきたものだった。
「留年」という心の砦が父親の手で粉々になった今、残された道は本気で就職活動に当たることしかないとようやく気付いた私は、それからがむしゃらに企業研究と面接対策を行った。その後も持ち駒はどんどん減っていったが、「落ちたらどうするの?」と聞かれた企業に、「落ちても来年勝手に出社します、10時くらいに。その時はよろしくお願いします」とやる気を見せたら、その企業は奇跡的に私を拾ってくれた。こうして私の就職活動は終わった。
今思えば、本当にふざけた就職活動だったと思う。綱渡りのようなものだった。結果的に1つ内定を頂けたから良いようなもので、もしその一つがなければと思うと今でも背筋が冷たくなる。
これから就職活動を始められる皆さん、どうか私のような装備で企業と戦おうと思わないでください。「こん棒」と「布の服」すらなしに、全裸でモンスターと戦うようなものです。多分スライムにも歯が立ちません。自分の志望企業と戦うためには「自分が好きなもの・嫌いなものを知る、自分の得意不得意を知ること」と「業界・企業研究」は誰が何と言おうと必須アイテムです。
では悔いのないように頑張ってください。ご健闘をお祈りしております。
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