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【コラム】筆洗【東京新聞】2007年6月1日
宮城まり子さんが静岡県掛川市に開いた「ねむの木学園」が今年で設立四十年になる。現地には藤森照信さん設計のこども美術館も完成。それを記念して一日から一カ月、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで、生徒の美術作品展が開かれる▼ねむの木のこどもたちの絵は、やましたゆみこさんの『かあさんと花の中で』をはじめ、心洗われる作品が多く、ニューヨークやパリなど世界を巡回して五百万人を魅了してきた。今回も生徒五十四人の二百三十点を展示する▼前夜の内覧会では、九十一歳の現役チェリスト青木十良さんら招待客の前で、生徒たちが宮城さん作詞作曲の合唱曲『きかせてほしい』などを披露。入り口に掲げられた宮城さんの口上が優しく、厳しい▼「耳にしたり、目についたりするのはこどものいじめとか、自殺です。遺言なんか、かいたって駄目よ。いじめるのは、淋(さび)しいからなの。自殺って、強がってるの。駄目よ。ねむの木学園のこどもたちって、病気にいじめられて、不自由になったりしたのを、のりこえたから、やさしいの」▼国会では選挙目当てや責任回避の泥縄強行採決が続き、“国家の品格”も形無しだ。こうなると宮城さんら“女性の品格”に期待するしかないのかと思えてくる▼近著『女性の品格』(PHP新書)が五十五万部のベストセラーとなった元埼玉県副知事で、昭和女子大学長の坂東眞理子さんは「品格ある男性と女性は共通するところが多い」「人間を大切にする女性らしさを社会に持ち込んでほしいから」と出版の弁。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2007060102020670.html
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