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(回答先: 『ピーターラビット』世界最古の翻訳版 日本で発見 [アメーバニュース/ロイター] 投稿者 white 日時 2007 年 5 月 13 日 01:53:54)
□ピーターラビット、明治の雑誌に 最古の翻訳? [朝日新聞]
http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY200705120125.html
ピーターラビット、明治の雑誌に 最古の翻訳?
2007年05月12日12時12分
1902年に英国で発刊されて以来、世界中で愛読されているいたずらウサギ「ピーターラビット」の絵本。初版からわずか4年後に日本の雑誌で和訳されていたことを、大東文化大英米文学科の河野芳英教授らが突き止めた。「おそらく世界で最初の外国語訳。明治時代の日本人がピーターラビットに触れていた点など、資料的価値は非常に高い」という。
ピーターラビットは、英国のビアトリクス・ポター(1866〜1943)の原作。シリーズ第1作の「ピーターラビットのおはなし」は1901年の私家版に続き、翌年に出版社が刊行した。最初の邦訳は56年の光文社版とするのが通説だった。
河野教授は昨年、18年刊行の絵雑誌「子供之友」(婦人之友社)に翻訳があるのを発見。アマチュア研究家と協力してさらに探したところ、明治期に発行された「日本農業雑誌」2巻3号(1906年11月)に行き着いた。
今年4月に国立国会図書館で見つけた同誌には「耕地整理事業家に望む」などの記事に交じって「悪戯(いたずら)な小兎(うさぎ)」と題した「お伽(とぎ)小説」が6ページにわたり掲載されていた。
「むかしむかし、或(あ)る所に……」で始まる物語の主人公は子ウサギの「ペター」。「旋毛曲(つむじまがり)の我儘(わがまま)者」ペターが、野菜泥棒を働いた畑の主「杢平爺(もくべいじい)」(原作は「マクレガーさん」)に追い回される話は、最も代表的な第1作の内容そのままだ。翌月の4号にも「後日譚(たん)」と題し、続編「ベンジャミン・バニーのおはなし」をなぞった物語が載っていた。
挿絵も原作者のポターが描いた絵に構図、背景ともそっくりだが、誌面ではポターの名前は全く出てこない。
筆者は「松川二郎」。新聞記者を経て同誌の主幹を務めたとされるが、ポター研究では初出の人物で、翻訳した経緯はわからないという。
ピーターラビットの翻訳はこれまで、12年のオランダ語版が世界で最初とされてきた。当時は著作権への意識が薄く、日本農業雑誌も無断で掲載したとみられるが、同誌はオランダ語版より6年早かったことになる。
河野教授は「日英同盟が結ばれ、日本と英国の関係が密になっていた時期。松川氏が当時英国で評判だったポターの絵本を何らかの形で入手し、紹介したのではないか」と分析している。
ポター研究の第一人者で、児童文学研究家の吉田新一・立教大名誉教授は「ポターの存命中に日本に伝わっていたとは想像を超えた早さ。翻訳文学史から見ても注目すべき発見だ」と指摘している。
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