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□エイリアン地球侵攻を想定した入門書 [アメーバニュース/ロイター]
http://news.ameba.jp/2007/04/4455.php
エイリアン地球侵攻を想定した入門書
4月30日 11時30分
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【サンフランシスコ 25日 ロイター】
エイリアンがいよいよ地球に侵攻してきたとしたらーートラヴィス・テイラーとボブ・ボーンの言うことを聞いておけば良かった、と思うかもしれない。そして、その地球侵攻が典型的なハリウッドの大作映画のプロットどおりだとしたら、地球を救うために呼ばれるのは彼らかもしれない。
現実がどうかはさておき、この2人は『地球防衛の手引き』という入門書を出版した。もしも緑色をした小柄な男たちが殺人光線を放ちながら地球の玄関口にやってきたら、人間はどうやって自衛したら良いのかについての入門書だ。
そしてこの2人、大真面目なのである。
「エイリアンが実在する可能性、そして彼らが地球にやって来ることができるだけのテクノロジーを有するまでに成熟している可能性は、現実にあるのです」と、テイラーはインタビューに答えている。
テイラーとボーンは、アルミホイル製の帽子やエリア51などの説にとりつかれた偏執的な人物、というわけでは全くない。テイラーは天文学と物理学の学位を取得しており、コンサルティング会社ブーズ・アレン・ハミルトンのアソシエイトを務めている。テイラーとボーンはこれまで、国防総省やNASAのコンサルティング業務を引き受けてきた。
だが彼らの見解を支持する者は、SFファン以外にはほとんどない。2人の共同執筆による今回の本を出版したのは、ブラウンウォーカー・プレス社。同社は、学問の主流からは外れたトピックを専門に扱っており、これまでに『植物の細胞壁に関する科学と知識』や『DSPと念動力』といったタイトルの本を出版している。
テイラーは、エイリアンによる地球侵攻は社会の主流をなす懸念とは到底言えないと認めたが、故カール・サガンなどの科学者たちのように、“宇宙空間を移動することができるだけの進化を遂げた生き物は、戦争しても勝てないほどに発達している”と想定するのは稚拙な考え方だ、と述べた。「そうした考え方は素晴らしいアイデアだが、現実的には何の根拠もない」とテイラー。
テイラーとボーン、それに共同執筆者のR.C.アンディンとT.コンリー・パウエルは、宇宙には人間のほかに誰もいないのか、という議論の中でしばしば登場する2つの問題に立ち戻っている。ドレークの方程式とフェルミのパラドックスの2つだ。
アメリカの天文学者フランク・ドレークは1960年にこの方程式を考案し、地球外生命が生存可能な惑星の数などの要因を加味し、人類と地球外文明との接触の可能性を推測しようと試みた。
テイラーとボーンは、“エイリアンは光の速さの10%以上のスピードで移動することはできないはずだ”など、保守的と思われる推測を方程式にあてはめた。
大量の数値計算を行った後に2人が出した結論は、私たちの住む銀河系には高い知能を持った何千ものエイリアンが住んでいる可能性もある、そしてそのうちの1人か2人が100年に1度、地球を訪れる“可能性は大いにある”というものだ。
だが、それだけ多くのエイリアンが存在するなら、なぜ私たちは既に彼らから何らかの接触を受けていないのだろうか?
それが、1950年に物理学者エンリコ・フェルミが呈した有名な疑問だ。フェルミはそれにより、知的生命体は珍しいものではないはずだ、というドレークの説を退けようとしたのである。
テイラーとボーンは、フェルミは間違っていたと確信している。もしもエイリアンが神のように万能な技術を使って、1日のうちに何千光年もの距離を飛び越えることができたとしても、それでも銀河系にあるすべての星を探査するには何百万年もかかるのだ、と。
彼らは単に、まだ私たちの近所に迷い込んで来ていないだけなのかもしれない。
※この記事はロイター通信社との契約のもと、Amebaニュース編集部が日本語に翻訳しています。
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