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http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070426/erp070426001.htm
【ロンドン=蔭山実】英国の東にある北海沖の海底に8000年以上前に水没した狩猟採集社会の遺跡があることを英バーミンガム大学の調査団が突き止め、さらなる調査に乗り出した。氷河期の終わりに海面が上昇して海中に没したとみられ、調査団は石油探査の技術を用いて遺跡の地図を完成させ、それを基に将来は海底探査で証拠を見つけることも可能だとしている。
調査団がBBCテレビに語ったところでは、英国の東海岸から北東沖のシェトランド諸島を通ってスカンディナビア半島に及ぶ海底に狩猟採集社会の遺跡が見つかったという。これまでに2万3000平方キロメートルの範囲にわたって川や丘、砂地、湿地といったかつての地形を突き止め、地図にした。
景観考古学と地理情報の専門家である調査団のビンス・ギャフニー博士(景観考古学)は「新たな国家を発見したかのようだ。海面が上昇して人々は生活の場を失った。変化はゆっくりと忍び寄るかと思えば、突如、速度を増し、人々恐怖に陥れただろう」と語った。
調査では約1万2000年前の狩猟採集社会とみられ、ギャフニー博士は当時の社会でも川や丘には名前が付けられ、洗練された文明社会だったとも指摘した。人々は海面の上昇とともに現在のブリテン島が形成されるにつれて周辺の高地へと移動したとみられる。
調査団では気候変動に伴う海面の上昇による人類社会への衝撃を示す一例と警告を発する一方、海底の石油パイプライン敷設や、周辺での風力発電地域の拡大で遺跡をどこまで保存できるかは疑問だとも指摘している。
(2007/04/26 10:39)
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