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スイス:銃規制の必要性訴える声高まる 銃の事件相次ぎ
【ジュネーブ澤田克己】米バージニア工科大の銃乱射事件は、国民皆兵制のため銃の普及率が米国以上のスイスにも大きな衝撃を与えた。「平和で安全」というイメージの強いスイスだが、12日には北部アールガウ州のホテルで乱射事件が起きたばかりで、銃規制の必要性を訴える声が高まっている。
同州の事件では、ホテル内のバーにいた71歳の男性が射殺され、レストランにいた15歳の少年ら4人が重傷を負った。乱射したのはチューリヒの銀行に勤める26歳の男で、軍から支給された自動小銃と実弾が使われた。
01年には東部ツーク州議会に乱入した男が軍支給の自動小銃を乱射して14人を射殺した後、その場で自殺するという事件も起きている。同国メディアによると、家庭内暴力に銃が使われることも多く、妻や恋人を男性が銃で撃つ事件が06年前半だけで少なくとも6件起きているという。
武装中立を国是とするスイスでは、20〜32歳の男性は基本的に兵役対象。3カ月間の基礎訓練を受けた後は予備役に編入され、その際、自動小銃やピストルが実弾付きで支給される。スイス国防省によると、予備役兵は現在23万人だ。
連邦警察庁によると、スイスでは、18歳以上で犯罪歴がなければ銃器購入の許可を取れる。登録制度がなく出回っている銃の数は正確には分からないが、警察当局者は「150万〜300万丁程度だろう」と話す。チューリヒ大の研究グループが昨年発表した調査によると、家庭での銃器所持率はスイスが35.7%で、32%の米国を上回って世界一だった。
スイス紙「ル・トン」によると、銃を使った事件が相次いでいることを受けてスイス議会上院の公安委員会は16日、予備役への実弾支給を将校だけにするという議員提案を可決した。銃規制推進派の市民団体は銃規制強化へ向けた国民投票実施を求める署名集めを進めようとしているが、警察当局者は「銃を持つのは伝統だという考えがスイス人男性には強い。規制強化は簡単には進まないだろう」と話している。
毎日新聞 2007年4月17日 20時52分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20070418k0000m030083000c.html
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