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先のdiscovery channel テレビで放映された中国杭州湾大橋だが、知人の某大学名誉教授に依頼して、中国人学者から入手した中国語の文献によると、肝心な中国語は分からないのだが、何でも、火山灰ではなくて、石炭火力発電所から大量に廃棄される石炭灰、即ち、フライアッシュだそうだ。
確かにテレビでは中国人技術者が「スス」と言っており、この「スス」の正体を明確に火山灰と言っていたのを覚えているが、火山灰ではなく、フライアッシュだったとは失望したが、同時に先を越されていないと言うことで安心した。一瞬、先を越されたという失望感と、外国から火山灰利用の火の手が上がるという期待感が交錯していたが、複雑な気持ちである。
先日も、三菱重工などと入札を争っている某ベンチャー企業の社長にあったら、「火山灰なんて既に公共工事で使っているよ」と言うものだから、確認したら、フライアッシュのことだった。専門家でも火山灰とフライアッシュとを、「浮游・飛散・飛来する灰」として混同しているのだと解った。両者は外見は微粉末で同じであるが、石炭利用の火力発電所の溶鉱炉で生産されるフライアッシュと、天然の火山という溶鉱炉から生産される火山灰とでは性質性状が大きく異なると言うものだ。
私の周囲に中国人がいるが、専門外であるので、文献の翻訳の是非はどうだか解らない。自動翻訳で、「火山灰」などのキーワードを入力して試してみるつもりだが、簡体字があるために、不完全な日本語入力では、限界があるように思う。それでも、フライアッシュであれば、シリカヒュームと共に、マイクロシリカの範囲であり、国内外でも、特許や研究論文が出ており、既に耐久性や強度、水密性などの向上で使用されているようであるが、火山灰自体の使用は、大々的な公共工事では殆どないようだ。
しかし、根本的に異なることは、単なる火力発電所の石炭灰(フライアッシュ)という産業廃棄物の利用を大きく超えて、火山灰、即ち、砂漠の砂の利用にも活路を切り開くことによって、火山灰からマグマ溜まりへの挑戦へとなり、地球環境問題を根本的に解決し、文明史の大転換が図れるというものだが、日本人の大多数の近視眼的思考、利己的な自分中心の意識では全く理解も協力もできないようだ。
なお、某大手建設会社は、強度や耐火性など、よく似たコンクリートは既に実行しているから、関心がないなどを言ってきた。地球上で無尽蔵な火山灰・火山礫を用いて、軽量で高強度、耐酸性、耐火性に優れ、それに枯渇化する砂利、砂にも無関心のようだ。
目下、先の某教授や、某外国企業や某地方建設団体が関心を示しているようなので、近日中にも打診してみるつもりだ。ここまで来たら、利益や権利よりも、広範な普及を優先させることも仕方ないかなと思っている。それに権利承継者が、幾ら実験しても技術の再現が出来ないのも不思議な事態に至ったと思わざるを得ない。こうなれば、権利主張は、単なる権利の乱用でしかなく、権利放棄か、自ら損害賠償覚悟で契約するか、裁判を起こすしかないようになって行くだろう。
ところで、2,30年前にも、砂利、砂の枯渇化は言われており、直ぐにでも火山灰コンクリートが表面化するはずだったのだが、原油価格の低迷や、中国や韓国に砂利、砂を買い求めていったが故に下火になってしまった。目下、中国や韓国から買い求める砂利の量は年間で1千万トンにも上る有り様だ。この中国も何時までも砂利や砂を日本に供給できるものではない。既に野菜やレアメタルでは、中国国内の需要が増大して、日本への供給が大幅に低下してきているものだ。
それに、今や高騰化し枯渇化する原油や、産業の米と言われる希少金属資源、即ちレアメタルの枯渇などに対する危機感が少しは改善され、火山灰やマグマ溜まりへの挑戦に注目を集めるかと思ったが、日本人の国民性では、仮説や戦略的思考には関心がなく、目先のことしか興味がなく、どうしようもなくなるまで気付かない危機感喪失の戦略性なき国民性であるのも何ら変わっていないようだ。
最早、国家プロジェクトとして実践するに際して、日本政府や大手企業などに対しては、壮絶な原油争奪、原油途絶や、ドル崩壊による国家財政破綻、異常気象による穀物価格の高騰などのパニックでも来ない限り、また当方自身が浮上して国家社会的に指導する立場にならない限り無理となってきたようだ。もっとも、後者のケースは非現実的ではあるが、前者のケースは、決して荒唐無稽のものではなく、最近の情勢では、極めて可能性が高いように思う。
それでも当方は、なまじっか、打算や売名、利欲で、画期的な火山灰技術に理解を示し協力してくれるよりも、むしろ、日本国民全体が無視したことで、近い将来にパニックに陥って、後で多大な後悔や懺悔に繋がっていった方が遙かに良いと期待するものである。それとも、資源・エネルギー的に国家危急存亡の時に至って、天からの指令により、当方が何らかの形で、ノウハウを提供して技術指導して実施するように仕向けられていくのではないかとも期待するものだ。
中国杭州湾大橋に火山灰が使用か
http://www.asyura2.com/07/bd47/msg/496.html
投稿者 不動明王 日時 2007 年 1 月 30 日 22:43:14: Wge0l2yvbkAIg
http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98/daikaizo.html
http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98/kazanbainokosatu.html
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