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(回答先: 高円寺駅騒然!都知事候補・外山恒一氏吼えた [IZA] 投稿者 white 日時 2007 年 4 月 09 日 10:01:16)
□都知事選:政府転覆男の正体をみた [JANJAN]
http://www.janjan.jp/election/0704/0704090384/1.php
都知事選:政府転覆男の正体をみた 2007/04/09
都知事選が終った。14人の候補者の中で、主な候補者は5人だった。そのほかの候補者については、どんな人物か最後までよく分からない人もいた。そんな中で、政見放送で話題を呼び、高円寺で怪しいビラを配り、ポスターには臆面もなく「政府転覆」と書く人物がいた。外山恒一候補である。
配られたビラにはHPのアドレスが紹介してある。開くと、前衛政治家・外山恒一ブログと、前衛政治家外山恒一のURLが紹介されている。
それによると、外山恒一氏のプロフィルは以下の通りだ。
1970年生まれ。九州を活動拠点とする革命家。88年4月、2年間に3つの高校を転々としたあげく、中退。同年5月、「反管理教育中高生ネットワーク・DPクラブ」を結成。89年1月、『ぼくの高校退学宣言』で単行本デビュー。同年8月、福岡市天神の街頭で初めてギター弾き語り、福岡のいわゆる「ストリート・ミュージシャン」第1号に……。著作も何冊かあり、“無名”ながら知る人ぞ知る人物のようだ。
4月7日前後に配られたビラには、「政府転覆」に賛同する同志を募るのが今回の選挙に立候補した理由、とある。近く熊本で私塾を開設する予定。入塾条件は、「半年間の修業の後、5〜6年は九州にとどまり、いろいろな活動(政治運動・バンド活動・芝居・飲み屋経営)を行うこと」。第1期生に志願するものは、4月8日までにその旨を伝えて欲しい。いきなり、九州への移住は難しいものは高円寺の活動拠点への参加を勧めたい、と呼びかけている。
自らをファシスト、信奉思想はファシズムと規定するが、中身は「アナキズムという左翼思想とナショナリズムという右翼思想の結合」といい、いわゆる右翼とは異なる。実際に遭った印象は、「政治をネタにするエンターテイナー」「思想をパロディ化する文学青年」「教育問題がトラウマとなった永遠の青年」といった印象である。
さて、ビラに投票日の8日午後8時より、「高円寺駅南口で開票速報を一緒に見ながら飲みましょう」とある。出かけてみた。
午後7時30分ぐらいから南口の広場に少しずつ人が集まり始めた。怪しい風体の数人がテレビのアンテナを設営したりしている。「うん?あの人たちかなあ」という感じで様子を見る。7時50分ぐらいになるとどこからともなく人が集結し、地べたに置かれたテレビを取り囲み始める。
午後8時、NHKの開票速報開始の頃になるとテレビの周囲に150名ほどの20代を中心とする男女が集まり、食い入るように画面を見つめる。いつの間にかテレビ局ほか数名のマスコミも取材を開始。ハンドマイクで誰かがテレビに向かって何かを叫ぶと大きな歓声が起こった。
8時をすこし過ぎた当たりで缶ビールを数本抱えて外山候補が登場。大歓声で迎えられる。「全員のビールは買ってこれなかった。自分の分は自分で調達してきてね」などと冗談をはさみながら次のようにアジるのだった。
「我々はこの選挙の勝敗なんてまったく関係ないんです……東京都民として悪意の1票を入れて欲しい……悪いが、政府転覆に反応するような悪いやつが何人いるのかと。それが徐々に明らかになっていくわけで、それを固唾を呑んで見守ると。昔の力道山時代の街頭テレビのようでいいねぇ……」
しばらくすると影の参謀が姿を現した。20年前に法政大学で学生運動を行っていたという中川氏。現在は印刷会社を経営し、今回、外山氏のポスターをすべてタダで制作した。その中川氏が言うには……。
「勝利の分岐点をー明らかにしなくてはならない。まず、かつての得票数で、内田裕也の54654票は超えないといけなーい。続いてドクター・中松の109091票、そして吉田万三の364007票……皆さん、とにかく石原慎太郎で当確が出たら『石原慎太郎マンセー』と叫びましょう(よくわからない:筆者)……今、右翼にも左翼にも激震が走っているんですよ。これまで革命家といえば60代だったんです。60年安保から45年たったいまも『俺たちは日本を代表する革命家』だと言っていた。それがこの選挙で革命家の年齢が36歳まで下がったんだねぇ……」
結果は15059票だった。
筆者は約1時間ほどで取材をやめて帰った。高円寺南口の広場の一角に妙に礼儀正しい、それでいて熱気もある不思議な若者集団を残して。
(川口雅春)
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