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□【書籍紹介】「道」に「首」があるのはなぜ? [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3109797/
「道」に「首」があるのはなぜ?
2007年04月06日10時00分
「白川静さんに学ぶ漢字は楽しい」小山鉄郎著(共同通信社 1000円)
漢字のルーツは3200年前、中国は殷の時代に、卜占(ぼくせん)に使う亀の甲羅や牛の骨に刻まれた甲骨文字にさかのぼる。私たちは21世紀の今も、この象形文字を使い続けているのだ。これはかなりスゴイことではなかろうか。
昨年10月、96歳で亡くなった漢字研究の第一人者、白川静さんの漢字学を、イラスト入りでわかりやすく紹介したのがこの本。
「取」に「耳」があるのはなぜか。討ち取った敵の耳の数で戦功を数えたから。「最」は袋に入れるほどたくさんの耳を取った一番の功労者のこと。「道」に「首」があるのはなぜか。古代人は異族の首を切って下げ、道にひそむ邪霊を首の呪力で払ったから。
という具合に漢字の成り立ちや体系的なつながりが理解できるだけでなく、古代人の呪術的な生活習慣や価値観がよく分かる。漢字の世界の何と奥深いこと! 日本人の必読書に推したい一冊だ。
【2007年4月3日掲載】
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