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□天皇ものは売れる!?ーー昭和天皇戦時下の肉声と『ヤマト王朝』ーー [デイリータイムズ]
http://www.dailytimes.jp/environment/2007/03/post_3.html
天皇ものは売れる!?ーー昭和天皇戦時下の肉声と『ヤマト王朝』ーー
『文藝春秋』4月号に「昭和天皇 戦時下の肉声」と題した小倉庫次侍従日記が、一挙73頁にわたって掲載され、即増刷りになった。
同誌は、裕仁天皇の死後1990年に発見された『昭和天皇独白録』を、平成2年12月に公表しているが、同号は95万部を完売し、増刷分10万部も即売り切れだった。
『小倉侍従日記』は、独白録に優る超一等史料で、ノモンハン事件、日独伊の三国同盟、真珠湾奇襲で始った太平洋戦争から無条件降伏に至るまでの、ひとり苦悩する昭和天皇の肉声が、記録されている。
昭和15(1940)年10月12日付には「支那が案外に強く、事変の見通しは皆があやまり、特に専門の陸軍すら観測を誤れり」とか、「大東亜戦争の初る前は心配であった。近衛のときには、何も準備が出来ていないのに戦争に持って行きそうで心配した。東条になってから、十分準備が出来た」(昭和17年12月11日)といった発言。あるいは敗戦が動かし難くなった昭和20年4月18日に、末弟の三笠宮より対面の申し出があった時、
「何を言おうとするのかな、皇族は責任なしに色々なことを言うから困る」
と、ご不満な口吻をもらされた等、きわめて重大な発言が記録されているのである。
『文藝春秋』4月号と歩調を合わせるように、展望社から『ヤマト王朝??天皇家の隠れた歴史』が刊行されたが、英国人作家が暴いた宮廷秘話は、衝撃性に充ちたエピソードのオンパレードとなっている。その山場は、「天皇家の膨大な財産が、敗戦直前にスイス銀行の秘密口座に隠匿された…」と言うもので、もしこの秘話が事実としたら、昭和天皇のイメージは、根底から覆(くつがえ)ることになる。
また天皇家の資産は、戦前、御用邸や土地、美術品を除いていも660億円(1945年の換算で約40億ドル)を上回るほどもあったと『ヤマト王朝』では暴き、「では、こういった皇室の富はいったいどこから生まれたのだろう?」と設問した後で、次のように記述している。
「明治維新以来、最高の財政ブレーンが皇室の富を極限まで増やすために働いてきた。賄賂がきかないくらいに天皇を金持ちにせよというビスマルクの助言に沿って、日本の一流企業や銀行の株式と年間収益の10パーセントが天皇に譲渡されたのである。(中略)
裕仁は海外にも莫大な資産を持っていた。これには欧米の銀行、製造業、不動産への巨額の投資や、さまざまな隠れ蓑(みの)のもとでスイス、スウェーデン、ヴァチカン、ポルトガル、アルゼンチン、スペイン、英国、アメリカの銀行の金庫に預けていた金塊、白金、銀が含まれていた」
この天皇家の財産を、アメリカによる本土侵攻を予想した内大臣の木戸が、天皇の財務顧問だった有力者の勧めに従って、「手元にある天皇の流動資産のほとんどはスイスの複数の銀行が東京に置く支店に移され、本国の口座に預金された」と推測しているのである。
著者のスターリング・シーグレーヴは、西太后の生涯を描いた『ドラゴン・レディ』、現代中国に絶大な権力をふるった『宋王朝』などの著書で知られ、海外にそれなりの評価のある伝記作家である。
500頁に迫る『天皇家の隠れた歴史』に対して、右翼筋をはじめ菊の御紋章を信奉する面々が、いまもって異議をとなえないのが不思議である。
投稿日時: 2007年03月30日 12:54 | パーマリンク
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