★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ48 > 278.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
太田龍の時事寸評より転載http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgi
平成十九年(二〇〇七年)四月二日(月)
(第二〇〇六回)
○A・C・ヒッチコック著「サタンのシナゴーク(会堂)」米国版。
二百七十六頁以下。
○ここに、二〇〇四年十月十六日。
ブッシュ米大統領は、「グローバリズム・アンチ・セミティズム・
レビュー・アクト(全世界反ユダヤレビュー法)」に署名した、と。
○筆者の知る限り、日本のマスコミは、米国のこの法律の制定に
ついて、なんらの報道もして居ない。
○A・C・ヒッチコックによれば、ある人物が反ユダヤ的と見な
されるための條件は、次の十四項目であると言う。
(1)ユダヤ社会が政府、マスコミ、国際ビジネス世界、金融
を支配して居る、との主張。
(2)強力な反ユダヤ的感情。
(3)イスラエルの指導者に対する公然たる批判。
(4)ユダヤの宗教を、タルムード、カバラと結び付けて批判
すること。
(5)米国政府と米国社会が、ユダヤ=シオニストの影響下に
ある、との批判。
(6)ユダヤ=シオニスト社会が、グローバリズム又はニュー
ワールドオーダーを推進している、との批判。
(7)ユダヤ指導者などをイエス・キリストのローマによる、
十字架に付けての死刑の故に非難すること。
(8)ユダヤのホロコーストの犠牲者を六百万人の数字をなん
らかの程度で切り下げる主張。
(9)イスラエルは人種主義的国家であるとの主張。
(10)シオニストの陰謀が存在すると主張すること。
(11)ユダヤとその指導者たちが共産主義、ロシアボルシェ
ビキ革命を造り出した、とする主張。
(12)ユダヤ人の名誉を毀損する主張。
(13)……ユダヤ人には、パレスチナを再占領する聖書に
基づく権利はない、との主張。
(14)モサドが9/11攻撃に関与したとする主張。
○これは実に驚くべき「法律」ではないか。
○この法律を執行する任務は、米国の国務省に与えられたと言う。
○米国政府は、この法律にもとづいて、全世界を監視する、と。
○つまり、米国政府は、世界中の全人類に対して、
ユダヤ=シオニスト=シオニズムを批判するいかなる人物も、
犯罪人である、と宣告するわけである。
○更に、二〇〇四年、六月二十日。
○イスラエル国会は、全世界に対して、ユダヤ六百万人ホロコー
ストを疑問とすることを犯罪とする、との決定をしたと。
○大ざっぱに言えば、
この米国の全世界反ユダヤ監視法のような法律から見て、
「犯罪人」に充満して居る国は、
(1)ロシア
(2)イスラム世界の或る部分
○と成るであろう。
○これでは、言論の自由もへちまもない。
○これは、オーウェルの「一九八四年」の世界そのもの、
としか言いようがない、であろう。
(了)
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ48掲示板
フォローアップ: