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□無能さらすパプアニューギニア警察 治安維持任務を果たせず [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3102469/
無能さらすパプアニューギニア警察 治安維持任務を果たせず
【アルジャジーラ特約31日】警察部隊が小学校に乱入し生徒25人に向けて発砲、うち3人を射殺した。こんな事件が起きれば、どこの国でも警察に対して大きな非難と怒りがぶつけられるだろう。
でも、パプアニューギニアではそうしたことが起きない。警察当局は捜査を開始しようともしていない。
この事件は同国で実際に起きた。2005年10月31日、遠く離れた山間部にあるエンガ州のポルゲラ小学校で事件は起きた。
事件を目撃した地元民は、今も校舎内に残る弾痕を指差しながら次のように語る。
「警察部隊が生徒たちを銃撃しようとして失敗、壁に当たった跡だ。階段の陰に隠れていた生徒たちの1人は腹部を撃たれた。残りの生徒たちも足などを撃たれた」
事件後、かつては生徒700人が学んでいたが、その後、放置され今では校舎は荒れ果て、生徒たちの元気な声もなく、廃墟と化している。
この事件について地元警察側は、「小学校の校長を金を盗んだ疑いで逮捕しようとしたところ、生徒たちが警官に向けて投石を始めた。このため警察官が発砲した」と説明している。
事件当時、現場にいた生徒のひとりは、警官たちが突然撃ってきたと語っている。
この事件では警官2人が起訴されたが、実際には本格的な捜査はいまだに行われていない。
その上に、地元民たちが小学校に押し入って備品などを略奪したため、生徒たちは学ぶ場と機会を奪われてしまった。
パプアニューギニアではこのような事態は決して特別なものではない。この国の警官は銃撃、暴力、さらにはレイプまで乱暴な行為をし放題なのだ。
人権擁護組織によると、18歳以下の国民の大半は警察から何らかの嫌がらせを受けている。
それにもかかわらず、アルジャジーラと会見したソマレ首相は警察に警告を出す理由もなく、警察側に落ち度もないと主張する。
同首相は「襲撃されれば、警察もこれに反撃を加える。この国の警察は実によく職務をこなしている」と強調した。
ポルゲラ小学校事件は、パプアニューギニアが抱える問題のほんの一例にすぎない。同国は古くから続く種族文化を継承しようとしているが、時として現代生活がこうした伝統信仰と衝突する。
こうした事態について、首都ポートモレスビー駐在の国連機関職員の1人は、「現在採用されている法制度はこの国の文化とは合わない。この国には800以上の民族文化があり、それをひとつの文化にまとめるのは至難の業だ」と話し、この国で伝統文化を近代生活に融合するのはほとんど不可能としている。
警官にしても、自分の出身部族への忠誠心を任務よりも優先させることはよくある。
このため、事件のあったポルゲラ地区の男性のひとりは、多くの住民たちがナイフやオノで武装、自衛していると話すとともに、「ここでの法や治安は手が付けられない状態に陥っている」と強調している。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2007年03月31日13時34分
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