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□また出羽守が騒ぐだろうが:小泉が「米州エタノール委員会」の共同代表に [佐藤 健の溶解する日本]
http://blog.satohs.jp/200703/article_135.html
また出羽守が騒ぐだろうが:小泉が「米州エタノール委員会」の共同代表に
<< 作成日時 : 2007/03/23 12:13
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なんで何事につけ滅多にすんなり合意しない米伯両国がこれだけはIADBまで巻き込んですんなり合意したかと言えば、こりゃおたがい美味しいからですよ。
アメリカでは生産農家がトウモロコシの販路拡大と価格上昇で暴利を得られ、ブラジルはアグリ燃料の大口輸出先が得られる。
他方、無資源国日本の場合飼料用・食料用トウモロコシ、エタノールの双方からの価格圧力を受けることになり、原油価格高止まりのリスク薄まればエネルギー面でのメリットは減少する反面食料面のリスクが増大する。
つまりなんも儲からん!!ってことだな。
エタノール混合燃料は売り手側からはいい話しかないんだけど実際色々と問題はあるわけで、まずアグリ燃料はは生産が天候に左右されるという安定供給上の弱みがある。
そして既に受給がかなり逼迫してきているトウモロコシの場合、全体として今以上に生産量を増加させられる余地が極めて乏しい背景があるから否応なく価格が高騰する。
環境的にも色々あって、確かに単位あたりのCO2、CO、SO2、PMは減少するが、混合比によってはNOxが激増するし、これはあまり語られないがホルムアルデヒドが生成するという懸念もある。
こうやってさらっと書くとピンと来ないかもしれないけど、ビジネスチャンスばかりを追求する奴は、利得の話はするけれども損失の話はしないわけで、地球上の元素の質・量に大幅な変動があり得るはずがない以上は、なにかを減らせば別のなにかになってかえってくるっと、こういう話でしょう。
で小泉がこれの共同代表になった、これはおそらく郵政民営化以来政権に深く入り込んだままの三菱商事あたりの差し金なんだろうけど、たったこんな間抜けなことにも「小泉・ブッシュ同盟」なんてな胸が悪くなるようなキャッチ・コピーが踊っちゃうんだな。
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小泉・ブッシュ同盟再び バイオ燃料普及団体の共同代表に
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/44471/
ガソリンの代替燃料としてバイオ燃料エタノールの普及を目指す団体「米州エタノール委員会」(米フロリダ州マイアミ)が、小泉純一郎前首相に共同代表への就任を要請、ブラジル農牧省幹部は22日、小泉氏が受諾したことを明らかにした。 同委員会は米、ブラジル両国政府の後押しで昨年12月に結成され、ブッシュ米大統領の弟、ジェブ・ブッシュ同州前知事とロドリゲス・ブラジル前農相、モレノ米州開発銀行総裁が共同代表。近い将来、大量のエタノール消費が見込まれる日本からも参加してほしいとして、委員会が前首相に就任を求めたという。
略
米国はエタノール生産量が世界一で、エタノールが約30年前から自動車燃料として普及しているブラジルは生産量が2位、輸出量が1位。両国は今月、エタノールの普及を目指して協力することで合意した。(共同)
伯米両国のエタノール生産は現在、年間三四〇億リットルとなっている。両国の合弁になると、生産量は十年で倍増する。それだけの需要も伸びる必要がある。
エタノールの生産と需要が国際的に順調な伸びを見せるため、コモディテイ市場で一人前に扱われる必要がある。米国は現在、年間五三〇〇億リットルのガソリンを消費する。そのうち二八〇億リットルを二〇一二年までに、持続可能燃料に代替することを決めた。
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